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検証!米大統領選後にやってくる大相場の中身

あれから19年、76冊読破した男の「深イイ話」(91)

渡部 清二
S&P500の株価上昇率はクリントン政権が3.5倍、ブッシュ政権が1.9倍、オバマ政権が3倍だったが、さて次は(JMPA)

 11月8日の米大統領選挙まで残り2週間を切った。民主党のヒラリー候補か共和党のトランプ候補か。どちらが当選するかに注目が集まる一方、投資家にとって肝心の株式市場のテーマについてはあまり語られていない。そこで今回は過去を振り返り、歴代大統領の政策と株式市場がどのような関係にあったのかを確認しつつ今後を展望してみたいと思う。

 まずは以下のチャートをご覧いただきたい。

 このチャートは、1991年1月以降の米国S&P500の月足(終値)チャートの上に、第42代大統領ビル・クリントン氏(1993年1月~2001年1月)、第43代ジョージ・W・ブッシュ氏(2001年1月~09年1月)、第44代バラク・オバマ氏(2009年1月~17年1月)の任期と、それぞれの政権内でのS&P500の安値から高値の株価上昇率を加えている。

 チャートを見れば一目瞭然、三つの大きな山があり、それぞれの大統領の任期中に、それぞれ一つの大きな相場が存在したことがわかる。株価上昇率はクリントン政権が3.5倍、ブッシュ政権が1.9倍、オバマ政権が3倍だった。

 民主党と共和党という政党の切り口で見ると、民主党政権時は大統領就任と同時に相場がスタートし、任期中はほぼ一貫して上昇しているのに対し、共和党政権時は大統領が就任すると株価はいったん下落し、しばらくしてから底を打って上昇に転じ、任期満了の少し前から下落するというパターンになっている。

 これはたまたまかもしれないが、共和党で任期8年を満了した第40代大統領のロナルド・レーガン氏(1981年1月~89年1月)の時も似たような形になっていることから、もし共和党のトランプ氏が当選した場合は今までと同様、株価はいったん下落し、いずれかのタイミングで底を打って反転上昇という流れになる可能性がある。

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