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日経平均1092円高と今年最大、買い戻し活発化

終値は1092円高の1万7344円

ロイター
11月10日、東京株式市場で日経平均は急反騰。終値で前日比1092円高となり、今年最大の上昇幅となった。都内で撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反騰。終値で前日比1092円高となり、今年最大の上昇幅となった。前日の欧米市場で「トランプショック」が広がらなかったことを受け、買い戻しが活発化。東証1部全体の97%が値上がりし、全面高となった。

ドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝利した米国では主要3株価指数が大幅上昇。外為市場でも一時1ドル105円台後半へとドル高/円安が進行し、朝方の東京市場は主力株が軒並み買い気配スタートとなった。

米長期金利の上昇を好感し第一生命HD <8750.T>など保険株に買いが先行。前日に一時、約3カ月ぶりの安値水準まで売られた三菱UFJ<8306.T>野村<8604.T>も11%高となり、金融株が大幅高。急速に円安に振れた為替を手掛かりに、トヨタ<7203.T>ホンダ<7267.T>パナソニック<6752.T>など主力輸出株も急反発した。

「英国のEU(欧州連合)離脱時の経験から米大統領選前にヘッジしている投資家が多く、投げ売りが避けられた」(外資系証券)との声が聞かれ、市場心理の落ち着きにつながったという。投資家の不安心理を示すとされる日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は前日の27ポイント台から一時20ポイント台まで低下した。

東海東京調査センター・チーフストラテジストの隅谷俊夫氏は「市場にとって嬉しい誤算となった。事前にはトランプ氏の暴言など悪い点ばかり注目されていたが、上下院がともに与党となったこともあり、今後の大胆な経済政策への期待感が高まった。年内の大イベントを通過し、あらためて国内企業業績が再評価されることも株高につながる」とみていた。

全面高となるなか、弱い業績を発表した銘柄は売り優勢だった。9日に発表した2017年9月期の通期連結業績予想で大幅な減益を見込んだコロプラ<3668.T>は前日比20%安となり、年初来安値を更新。17年3月期の修正後営業利益が一転減益の見通しとなったシスメックス<6869.T>も続落した。

東証1部騰落数は、値上がり1935銘柄に対し、値下がりが48銘柄、変わらずが3銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17344.42 +1,092.88

寄り付き    16562.86

安値/高値   16560.66─17393.82

TOPIX<.TOPX>

終値       1376.35 +75.19

寄り付き     1326.85

安値/高値    1326.5─1379.39

東証出来高(万株) 320033

東証売買代金(億円) 34125.53

(杉山容俊)

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