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飲食業界を支えるニッチトップ銘柄、「食のインテル」に注目

ベテランアナリストの眼

清水 秀和

 規模は小さくても卓越した技術力を持ち、世界を舞台に飛躍する「ニッチ・トップ・オンリーワン(NTO)」企業。中長期的な目線で成長が期待できるNTO銘柄の魅力に、兜町歴40年の清水秀和アナリストが迫る。

(アリアケジャパンの業務用製品・会社提供)

 第3弾はブイヨンなど味のベースになる調味料を製造・販売し、「食のインテル」を標榜するアリアケジャパン(2815)だ。天然調味料のリーディングカンパニーとして常に顧客のニーズを先取りし、商品価値のブラッシュアップを図っている。

 蓄積された調味料レシピは中華2500、洋風1000、和風1000アイテムを超え、世界最大の規模を誇る。実際、即席麺から有名レストランまで、多くの食品・料理に当社の調味料が使われている。

 会社側は取引先こそ明らかにしていないが、大株主には王将フードサービスなどが並ぶ。特に最近は、味へのこだわりや健康志向が強まり、天然調味料への需要は一段と高まっている。また、人手不足もあって調理の手間を省くために味付けしたスープを利用する外食企業が増えている。

アリアケジャパンを支えるビジネスモデル

 当社の成長を支えるのは独自のビジネスモデルだ。会社側は競争優位の源泉として、次の3点を挙げている。

 まず第1に、米国、ヨーロッパ、中国、アジアを始め、海外に7箇所の生産拠点を有し、良質で廉価な原料調達が可能なこと。たとえば、欧州で使用しているチキン原料のブレスト(胸)は国内産に比べ肉の付着量が約6割多く、その分、旨み成分は3倍強くなり、価格も安い。

 第2に、原材料エキスの抽出や濾過・濃縮、味付け、包装等の工程をほぼ100%自動化し、24時間対応の安全・安心管理によるコンピュータ生産方式の大規模工場体制が確立していること。長崎の基幹工場は研究施設を含め東京ドーム約3個分に相当する13万平方メートルの敷地がある。

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アリアケ (2815)

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