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円高一服に加え雪用タイヤ好調、あのタイヤメーカーに上振れ期待

チャートはダブルボトム形成

山内 哲夫

 「ダンロップ」ブランドを展開する国内2位のタイヤメーカー、住友ゴム工業(5110)の今16年度業績に、上振れ期待が浮上している。同社は8月に他のタイヤ各社とともに下方修正。今期の通期営業益見通しを800億円から700億円と減額していた。しかし、円高が一服し、得意の雪用タイヤも好調なため、その700億円を超過して着地する可能性がある。 

記者会見に臨む池田育嗣社長(左)

 12月15日には、池田育嗣社長が会見を開催。今年の自身の働きについて点数を問われ、「80点」と自己評価した。昨年の65点から評価を上げた理由として、「世界3拠点体制としてチャレンジする中で見えてきたも多かった。数量は計画以上で昨年より手応えがあった」という。

 下方修正した今通期見通しでは前期比で9.2%の営業減益となるが、80点との答えは足元の状況が好転していることをうかがわせる。円高の逆風があった16年1~9月期も424億円の営業益を上げ、前年同期比で0.1%減益にとどまった。減額の最大の理由である円高も、足元は円安に振れている。

 そして、同社が得意とする雪用タイヤが好調だ。首都圏で11月に初雪が降るなど、スタッドレスタイヤには絶好の追い風が吹く。しかも、他社が大規模な新製品の投入を見送る中、「ダンロップ史上最高傑作スタッドレス」と銘打った戦略タイヤ「WINTERMAXX02」を8月に投入したばかりだった。広告も積極展開し、欠品を心配し増産を急ぐ売れ行きという。

テクニカルセンター稼働、進む欧米強化

 南アフリカに工場を持ち、今年はナイジェリアやコートジボワールも回ったという池田社長。ランドクルーザー用途でアフリカ市場にも手応えを感じたようだが、注目は中期計画で重点項目に入れた「欧米事業の拡大」だ。

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住友ゴム (5110)

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