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今年の最後はあえて大赤字銘柄に注目だ!

悪夢からの復活を狙え

藤本 誠之
大赤字を計上した三菱自動車はゴーン日産社長が会長となって再建に着手(撮影:大澤誠)

 まいど、相場の福の神こと藤本です。株式相場で勝つには「半歩先読み」が重要です。

 上場企業はさまざまな要因で巨額損失を計上して大赤字になるリスクがあります。昨年、2015年度に巨額の損失を計上して、最終損益が大赤字になった銘柄に下記の3銘柄がありました。当然、株価も大きく売られましたが、今年の株価推移は堅調なようです。

 これら企業のうち東芝は、原発子会社ウエスチングハウスが買収した米原子力サービスの資産査定をめぐって1000億円規模の損失計上が報じられ、株価は“掉尾の一振”を真逆に行く形になってしまいましたが、経営再建中のシャープは27日のNHKニュースで、今年10月から12月までの3カ月決算で最終黒字を確保したと報じられました。

東芝(6502、東証1部)
 2016年3月期純利益▲4,600億円
 2016年3月31日終値219.0円→2016年高値475.2円(12/15)=上昇率117%

JXホールディングス(5020、東証1部)
 2016年3月期純利益▲2,785億円
 2016年3月31日終値433.8円→2016年高値531.3円(12/12)=上昇率22%

シャープ (6753、東証2部)
 2016年3月期純利益▲2,560億円
 2016年3月31日終値129円→2016年高値265円(12/9)=上昇率105%

 上場企業の約7割を占める3月決算企業の中には9月中間決算期末時点で、大赤字になっている銘柄があります。今期の大赤字銘柄も、上記の3銘柄が復活したように、来期に期待できるかもしれません。この連載コラムも2016年は今回が最後。2017年に期待できる銘柄として中間期末に大赤字を喫した3銘柄に注目してみましょう。

日本郵船 (9101)東証1部

 東京都千代田区丸の内に本社を置く海運国内トップ企業。海運事業をコアとしながらも、従来型の海運会社の枠を超えた幅広い海・陸・空のサービスによる差別化が基本戦略です。子会社の日本貨物航空が、北米・欧州・アジアとの国際航空貨物輸送事業を展開しています。また、日本郵船グループは世界38カ国で447カ所の物流事業拠点を展開。グローバル化・多様化する物流ニーズに対して、グローバルネットワークを構築することで多様な物流サービスメニューを提供しています。

■赤字の状況(16年4~9月期決算)
 バラ積み船とコンテナ船の想定以上の市況低迷と航空輸送事業の赤字で、本業の儲けを示す営業利益段階から224億円の赤字に転落(前年同期は386億円の黒字)。さらにはコンテナ船・ドライバルカー・貨物航空機の減損損失などで巨額の特別損失を計上し、半期の当期損失は2450億円に上りました(前期は547億円の黒字)。

■株式データ
株価224円
単元株数 1,000株
予想PER(連)赤字
実績PBR(連) 0.75倍
予想配当利回り 無配
時価総額 3,809億円

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