会社四季報オンライン

Top

479円高と大幅上昇で始動、やりにくい相場です

安いところで買いたかったのに…

2017年01月05日

横山 利香

大発会は日経平均株価が大幅高でスタート(撮影:尾形文繁)

 明けましておめでとうございます。全国的にいいお天気で、過ごしやすい年末年始でしたね。

 2016年を振り返ると、英国の欧州連合(EU)離脱や米国の大統領選挙など幾度か不測の事態に見舞われ、変動率(ボラティリティ)の大きい年になりました。それでも、株価チャートで分析できうる範囲内での動きに収まり、過去の経験則どおりのテクニカル分析派にはやりやすい、経験と努力の積み重ねが生きた1年だったと言えるのかもしれません。

 連載を長期間にわたってお読みいただいている方はいつものことだからおわかりでしょうが例年、夏休みと年末年始は取引しないようにしています。短期売買をメインとしていたこともあって、年末は12月22日までにすべての取引を終了していました。

 日経平均株価は同月21日につけた1万9592円が目先の高値となり、大納会を迎えました。12月30日に一時、1万9000円を割り込む場面がありましたが、それでも終値では1万9114円と1万9000円台を維持して取引を終えました。16年初に株式市場が下落した状況を考えれば、よくここまで戻ってきたと思っています。

 17年前半(16年度末)に向けては現在、強気のスタンスですが、年後半のことまでは考えられません。当面は16年と同様、短期売買を中心に「噴いたら売り」を考えています。過去を思い出すと、米国で共和党の大統領が誕生したときには人々に悲しみがもたらされたという記憶しかありません。地政学的リスクが起こらないように願うばかりです。米国の大統領就任式を20日に控え、トランプ次期大統領の動向には注目でしょう。

 外国為替市場のドル・円相場は16年12月に行われた米国連邦公開市場委員会(FOMC)で同国の利上げが決定されたのをきっかけにドル買いが進みました。それを受けて日本株は大型株中心に買われて上昇しました。

 日米間の金利差拡大に直面し、日本も過度の円安進行の悪影響を食い止めるため、なんらかの対応をせざるをえなくなる可能性も考えられます。となると、日本株に対して「強気一辺倒でいいのか」と疑ってみることも大事です。すぐに対応策が講じられることはないにせよ、注意は必要です。

コラムを順に読む

この記事をシェア

記事アクセスランキング
1 ノーベル賞候補者も参画

希少がんの新薬開発、「目利きが命」のシンバイオ製薬(上)

2 ものづくり定番銘柄を押し目買い

手掛かり材料は「第4次産業革命」

3 あれから20年、77冊読破した男の「深イイ話」(97)

四季報で発見!この「何十年ぶり」変化企業が面白い

4 2月は8社、3月は37社

10万円で買える!長期保有もOKな優待銘柄はこれ

5 あの「オプジーボ」はどうなる?

17年のお宝バイオ関連株候補はコレだぞ!

6

東芝テックなどグループ企業が軒並み高、再編思惑が台頭

7 公共投資で恩恵受ける米国株を購入

新登場の「トランプファンド」の賢い運用法は?

8 福の神特選銘柄はこの3つ

今年は「ビジネスVR/AR元年」間違いなしっ!

9 ゴールデンクロスは本当に有効?

「ロボット運用のプロ」が検証! 実は間違っていた”投資の常識”

10 テクニカルに基づく逆張り好機

相場全般はようやく調整に転じてくれました

ゲスト
お申し込み