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有望銘柄はどれ? 17年のIPO市場を大予測

直近で魅力的な銘柄も

西堀 敬
(撮影:尾形文繁)

 2016年のIPOは83社と前年の92社から減少となった。IPOの社数は、リーマンショック後の09年に19社で底打ちしたあと、徐々にその数を伸ばしてきたが、天井を打った感が出てきた。上場審査も厳しい状況は続いており、17年も80~90社程度で落ち着くのではないかと見ている。

 まず、16年のIPO株のパフォーマンスを振り返ってみたい。アベノミクス相場が本格化した13年以降では、勝率、初値騰落率ともに最も低い水準となった。初値騰落率の最高値も低下してきており、一見するとIPO株に陰りが出てきたように見える。

 しかしながら、視点を変えてみると、IPO株は決して失速気味ではないことがわかる。IPO企業が昨年の投資家から集めた額は83社で8361億円となった。前年の15年に日本郵政グループ3社の大型IPOがあった反動もあり、前年比では約1兆円の減少となった。

 では、この8361億円が投資家にもたらしたキャピタルゲインはいくらだったのだろうか? 公募・売出し株を買った投資家がどのタイミングでイグジットしたのかはわからないので、正確なキャピタルゲインの額は誰も知る由は無いが、仮に初値で売れたという前提だと1852億円となる。

 前年を同じように計算すると3213億円であったが、日本郵政グループ3社で2573億円のキャピタルゲインであったことから、この3社を除いた約8000億円への投資で得られたキャピタルゲインの額は640億円となり、2016年のほうがかなり大きかったと言える。

17年のIPO市場はどうなる?

 続いて、17年に目を向けて行きたい。アノマリーとも言えるが、年初の第1号IPOはかなり高いリターンが期待できると言われている。今年の第1号のシャノン(3976)も例外でなく、初値が上場日翌営業日に持ち越されたことに加えて、公開価格1500円に対して初値は6310円、騰落率は320%強で、昨年最も騰落率が高かったグローバルウェイ(3936)の372.97%に次ぐ水準まで買われた。

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