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古い四季報でソニーを追跡、テンバガー投資の極意を探る(1)

あれから20年、77冊読破した男の「深イイ話」(99)

渡部 清二
ソニーが初めて四季報に掲載された1956年2集の記事

 今回は、戦後の元祖ベンチャー企業・ソニー(6758)にスポットを当て、その黎明期から成長期を知り、テンバガーを超える成長株投資の極意を探っていきたいと思う。

 ソニーといえば、米アップルの創業者スティーブ・ジョブスがあこがれていた逸話は有名で、特にソニー創業者の一人である盛田昭夫からは大きな影響を受けていたとされる。そのソニーのベンチャー時代の息吹を、古い『会社四季報』をめくりながら学ぼうというのが今回の主旨だ。

 今の時代でも当時の状況を生き生きと感じられるのは、会社四季報が80年もの長きにわたり継続的に企業を調査していることと、そしてその過去の記事を四季報オンラインで簡単に見ることができるおかげである。古い四季報をめくる前に、まずはソニーの歴史について、会社ホームページを参考にまとめてみた。

 ソニーは戦後まもない1946(昭和21)年5月、資本金19万円、従業員数約20人の小さな会社「東京通信工業」(現ソニーの前身)を、東京日本橋「白木屋」(現コレド日本橋)内に設立したところを起点としている。

 事業は会社設立前からラジオの修理と改造を手掛けていた。当時、戦争で壊れたラジオや、戦時中、敵の放送を聴くことができないようにと短波を切られたラジオがたくさんあった。一方で、戦後の世界情況やニュースを聞きたい国民のニーズは強く、ラジオの修理と改造の需要は旺盛だったようだ。

 次に「電気炊飯器」をつくったが、うまくいかず失敗作第一号の“記念すべき商品”となるが、その次につくった「電気ざぶとん」は売れに売れたそうである。

成長期の幕開け

 ソニー創業者の井深大は会社設立に先立って「東京通信工業株式会社設立趣意書」を起草した。その内容は自由闊達で活気あふれるベンチャーそのものの空気を強く感じるもので、今もソニーの原点として受け継がれているそうだ。

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ソニー (6758)
東洋経済から絶好調企業を先取り

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