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ど真ん中を見逃すな、景気敏感株や金融株を“好球必打"

米市場が強地合い取り戻したら

古庄 英一
桜並木よろしく東京市場も春爛漫といくだろうか

 春爛漫の4月相場が29日から実質スタートする。前の日の28日は3月期決算企業の配当と優待の権利付き最終日。残りの営業日で権利を取ろうと、PBR1倍割れで利回り妙味がある低位株を買う動きが目立つ。

 24日の値動きでは、東北の電気通信工事業者、TTK(1935)やムーンバット(8115)などがそれに該当する。また、高田工業所(1966)のような鉄鋼、石油化学、環境などプラント工事業者が好物色されている。

 会社四季報オンラインの「四季報検索」で「プラント」「エンジニアリング」「設備工事」といったキーワードを入力すると、関連銘柄の一覧が表示される。そこにある『会社四季報』17年2集春号の個別記事には、株価材料につながる文言があるので買い材料視されている様子だ。

 ところで東京マーケットは、渦中の東芝(6502)が再延期した四半期決算発表を来月11日までに行えるかどうか、波乱含みの展開が続く。旧村上ファンドの出身者が設立した海外投資ファンド、エフィッシモが「純投資」の名目で筆頭株主に浮上したとの情報がマーケットを駆けめぐって急伸した。それでも一週間前の本稿で言及したように3月期末が迫る中で資金繰りをはじめ綱渡りの経営状況に変化はない。株価が底割れする懸念はぬぐい去れず、持ち直したと判断すべきではない。

 さて、昔から「売り買いは3日待て」という相場の金言がある。今週に当てはめると29日の後場まで様子見が無難といったところ。ただ今年は31日が金曜日という日並びのよさと、相場全体に一巡感が漂っているので、ど真ん中に来た球を見逃すことがありうる。ここは週初から押し目狙いの“好球必打”で相場に臨むべきだろう。

 ただし米国情勢がカギを握るので注意を払いたい。株価上昇にはオバマケア代替法が可決され、米長期金利が上昇、ドル高を牽引するといった強地合いが欠かせない。米国市況に連動して日本の長期金利が上昇し、円安へと巻き戻せば、好業績期待が高まる日本の景気敏感株や金融・不動産株に対する投資意欲が盛り上がるだろう。市場関係者が指摘するように「トランプ相場はその期待部分が剥げた」(中堅証券投資情報部幹部)とすると、日本の主力株が上値を追っていくシナリオは現時点で描くことができない。

東洋経済から絶好調企業を先取り

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