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3月期銘柄は決算後「調整一巡」を待って仕込む

「休むも相場」の充電期間

古庄 英一
大注目のトヨタ自動車の決算発表は5月10日、それまでは充電期間だ

 名実ともに5月相場入りする来週は、月曜と火曜の2日間しか取引がなく、決算発表件数も極端に減る。大注目のトヨタ自動車(7203)とソフトバンクグループ(9984)が3月期末の本決算を発表するのは10日(水)の取引終了後。翌11日がヤマ場だ。2週間近く先のことなので、特に大型連休中は「休むも相場」にならって“充電期間”としたい。

 6日と7日は本稿「来週の物色動向」も休む。気は早いが8日以降を視野に入れた物色動向を現時点で探っておきたい。投資戦略は、1週間前に本稿で記した内容と同じで、「外需主力株は下値拾いを徹底し、高値更新の中小型株は上値余地を探る」でよいだろう。

 東京の現物市場が再開する8日の寄り付き前は、当たり前だが為替と日経平均株価の海外先物指数はチェックしておきたい。仏大統領選の2回目の決戦投票は7日で、足元収まっている波乱リスクがぶり返す可能性がある。また北朝鮮情勢がさらに緊迫化した場合、海外市場の反応が8日の寄り付きに一気に押し寄せる懸念はある。

 こうした政治リスクが顕在化しなければ、8日はそろり順調に商いを再開できるだろう。決算発表を済ませた銘柄が個別物色される“業績ラリー相場”が、発表件数のピークとなる週末12日に向かって盛んに繰り返されるだろう。

 28日までのマーケットの反応を見ると、発表後の値動きに明暗がくっきり分かれた。新年度予想が市場の事前予想より保守的だと反落、強気だと反発する。28日を例に取ると、前期が上振れ・今期は横ばいとしたオムロン(6645)が大幅反落。一方、今期予想営業利益が3年ぶりに最高を更新し、連続増配方針を表明したアルプス電気(6770)は大幅反発した。

 為替に敏感で売られたアルプス電気は戻りを試す展開となった一方、ヘルスケアなど材料豊富なオムロンは高値圏で踏みとどまっていたことも明暗を分けた要因だろう。両社とも27日取引終了後の3月期本決算発表のタイミングで持ち高調整で売り買いされたとみていい。

 4月の主体別売買動向は、海外投資家が日本株を買い越し、個人は売り越す傾向だったので、オムロン以外にもアドバンテスト(6857)のように28日の値動きが荒かった銘柄は、海外投資家が決算発表のタイミングを見計らって持ち高調整したという解釈でよいのではないだろうか。

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