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日経平均は小反発、終値で年初来高値更新も短期的には過熱感

終値は57円高の1万9900円

ロイター
5月10日、東京株式市場で日経平均は小反発。終値で年初来高値を更新した。ただ、4月下旬以降の急上昇で短期的な過熱感が高まる中、買い進める動きは乏しかった。写真は東京証券取引所で2015年8月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小反発。終値で年初来高値を更新した。ただ、4月下旬以降の急上昇で短期的な過熱感が高まる中、買い進める動きは乏しく、膠着感の強い相場となった。海外時間で一時114円を付けたドル/円が東京時間で伸び悩んだことも上値の重い要因となった。

TOPIXも小反発。セクター別では、鉄鋼、その他製品、情報・通信が上昇率の上位。半面、繊維、ガラス・土石、金属の下落率が大きかった。

値がさ株のファーストリテイリング<9983.T>やソフトバンク<9984.T>がしっかりと推移し、2銘柄で計40円ほど日経平均を押し上げた。だが、トヨタ<7203.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>など主力大型株の一角は下落して引けた。

東京証券取引所が9日に発表した2市場投資部門別売買状況によると、4月第4週(4月24日─4月28日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は、今年最大の8546億円の買い越しとなった。

ただ、UBS証券ウェルス・マネジメント本部ジャパン・エクイティ・リサーチ・ヘッドの居林通氏は「地政学リスクと仏大統領選という2つのリスク要因を消化し、リスクオフ姿勢が和らいだだけで、ドル/円も年初に比べれば円高水準。新規の買い材料が出たわけではない」と海外勢の大幅買い越しにも冷静な見方を示した。

個別銘柄では、三菱自動車<7211.T>が急反発し年初来高値を更新した。9日に発表した2018年3月期の連結営業利益は前期比で約13.7倍の700億円になる見通しとなった。業績急回復の予想を好感した買いが入った。

半面、三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が大幅続落。後場に一時10%近く急落した。同社は10日、2018年3月期の連結営業利益が前年比24.8%減の180億円となる見通しと発表した。トムソン・ロイターが集計したアナリスト10人の予測平均値272億円を大幅に下回っており、これを嫌気した売りが出た。

東証1部騰落数は、値上がり1044銘柄に対し、値下がりが805銘柄、変わらずが166銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      19900.09 +57.09

寄り付き    19890.56

安値/高値   19866.3─19938.53

TOPIX<.TOPX>

終値       1585.19 +3.42

寄り付き     1584.38

安値/高値    1582.09─1587.82

東証出来高(万株) 216989

東証売買代金(億円) 27790.91

(辻茉莉花)

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