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マザーズが東証1部より健全な値動きになっている

堅調地合いで、急落もない

岡村 友哉
じわじわと上昇し、急落場面も少ないのが今年のマザーズ市場の特徴

 東証マザーズ指数は、週初5月29日時点で7連騰している。昨年6月以来の1100ポイント台も付けた。この間の日経平均株価は、4日上昇/3日下落。日経平均と逆行高した日が3日あったわけで、マザーズが堅調であることは事実である。

 そもそも、今年のマザーズには異変が起きていた。2月20日~3月6日にかけ11連騰した場面があったが、この11連騰期間中、前日比1%以上の値上がり率になったのは1回だけだった。「上がるときはジンワリ」が今年のマザーズの特徴で、かつてのイメージと違う。ちなみに今回の7連騰中においても、1%以上の値上がり率になったのは1回だけだった。

 マザーズといえば、頑張って上がった分を1発のフリーフォール的暴落で台無しにするのが常だった。その点でも今年は明らかな異変が起きている。急落と呼べるような下落局面が発生していないのだ。まだ年初から5カ月経過しただけなので、残り7カ月何が起きるかはわからないが、現状は以下のようになっている。

 まだ5月だが、今年の最大下落率は3%台。こんなことは過去になかった。過去では2005年に最大下落率4.87%の年があった程度。2005年といえばライブドアショックの前年で、マザーズ指数が年間47.7%高した黄金期である。もしかしたら、今も黄金期なんじゃないかと思うような堅調さである。

 堅調なのに、過熱感もない。5月26日時点の騰落レシオ(25日移動平均)は、日経平均が129.79、東証1部が142.14。それに対してマザーズは115.09と、東証1部よりはるかに低いのである。いわゆる全面高ではないわけで、マザーズ市場全体に資金が流入しているわけではないようだ。そもそもマザーズ全体を買う方法はまだない(マザーズ先物がはやらなかったため、マザーズ指数に連動するETFなども生まれなかった)。マザーズ全体というより、ある程度まとまった銘柄に資金が流入しているという感じだと想像できる。

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