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「そうだ 株主総会、行こう。」株価低迷企業の共通項とは

あれから20年、78冊読破した男の「深イイ話」(107)

渡部 清二
6月は株主総会の季節。投資をするのも投資をやめるのも総会をチェックするのが早道だ(写真は昨年のNTTの株主総会、撮影:梅谷秀司)

  6月は14日開催予定のトヨタ自動車をはじめ、多くの企業で株主総会が集中するシーズンである。

 なぜ6月に集中するかというと、上場会社の70%が3月決算で、その定時株主総会は事業年度終了後3カ月以内に招集するのが一般的なためだ。私も一個人投資家としてここ2~3年に数十社の株主総会に出席しているが、総会に出席して感じるのは「スケジュール調整をしてでも総会には参加するべき」ということで、可能なかぎり株主総会へ出席することをおすすめしている。

 しかしながら、株主総会への出席状況は、議決権を有する株主の数パーセント程度、場合によっては数人しか出席していないというのが現状で、その閑散ぶりには大変残念に感じている。そこで今回のコラムは、「6月、そうだ 総会、行こう。」をテーマにお伝えするが、内容は私個人の感覚的な話であって、正しいかどうかは別問題ということをあらかじめご了承いただきたい。

 ではなぜ私が総会に出席することをおすすめするのかというと、一つは「株主の権利を有効活用しないのはもったいない」からであり、二つ目は、「総会に出ればその会社が一発でわかる」からである。

 そもそも株主総会とは何か。定款の変更、取締役・監査役の選任、会社の解散・合併など、会社の基本的事項について、株主の同意に基づき「会社の意思を決定する最高機関」である。つまり株主総会は、株主が経営の方針に賛否の意思を表示できるだけでなく、すべての役員(取締役)と一堂に会することができ、同時に株主としてどの役員に対しても意見が言える唯一の機会でもあるのだ。そのため総会に出席すれば会場の雰囲気やすべての役員の表情、議長である社長の言動などからその会社の定性的な部分が見えてくるのである。

 ちなみに毎決算期に1回開催される総会を「定時株主総会」、必要に応じて開催される総会を「臨時株主総会」と呼ぶが、6月の総会は定時株主総会である。

 三つ目の理由は、「投資した後のフォローの場」として重要ということである。私がおすすめしている長期投資は、仕事や買い物で感じる変化や、新聞・雑誌のニュースなど身近にあるものをヒントにして企業を選び、その企業を『会社四季報』を活用して分析し、会社ホームページや説明会などで企業の内容を理解し、納得できたらその企業に投資することである。

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