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「四季報」夏号を読破!注目の銘柄・業界はズバリこれ

あれから20年、79冊読破した男の「深イイ話」(108)

渡部 清二
四季報読破はこれで79冊目に

 2017年夏号で私の『会社四季報』読破歴は20年、79冊目となった。

 私事であるが、趣味の神社検定1級の試験が四季報発売2日後の18日(日曜日)にあり、四季報2000ページに加え神社検定の教科書3冊900ページがのしかかる、今までにないしんどい四季報読破となった。四季報はばっちり読んだつもりだが、試験のほうはさんざんな結果でもう1年修行しろとのご神託をいただいたと感じている。

 さて読破したばかりの2017年夏号から全体観、業績集計や業種別の業績動向、読破から感じるテーマやキーワード、話題や銘柄について2回にわたってお伝えしたい。

 まずは夏号読破直後の全体の印象は「いまいちパッとしない」というのが正直なところである。業績集計も合わせて確認していくと、前期実績は合計3237社で売上高が2%減、営業利益も2.3%減の「減収減益」となった。そして今期の業績予想は、売上高が4.3%増加、営業利益も8.2%増加の「増収増益」に転換し、業績は大きく回復する見通しである。

 ではなぜパッとしないのか。それは以下のグラフをご覧いただきたいが、青い線が前回春号の集計で、オレンジの線が今回夏号の集計である。

 パッとしない一つ目の理由は、前期の決算の実績が春号予想より下振れて着地しただけでなく、夏号の今期予想も春号の数字より下に出ていることだ。特に営業利益予想は春号の12.6%の2ケタ増益から、夏号では8.2%の1ケタ増益に鈍化している。

 二つ目の理由は、来期予想についても売上高および営業利益の伸びが共に今期予想より低い数字で、先々の業績モメンタムが鈍化するように見えることだ。『会社四季報』2ページにある「【見出し】ランキングで見る業績トレンド」で確認しても「反落(2位)」、「横ばい(8位)」、「足踏み(14位)」、「続落(同14位)」と、モメンタムが鈍化しているコメントが多く入ってきている。

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