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2万1000円が天井、その後はIT関連が意外高?

全面安か、割安株の水準訂正か…

窪田 真之
日経平均は6月上旬に2万円を奪回したが…(撮影:今井康一)
30日の日経平均株価は反落。2万円台は維持したが、市場関係者は上値の重さを意識し始めている。今後の見通しなどを窪田真之・楽天証券経済研究所長兼チーフ・ストラテジストに聞いた。

 足元の相場は内外で「二極化」の様相を呈している。日本はSNRS(サンライズ)相場、米国は、FANG/MANT相場といわれている。SNRSとはソニー、任天堂、リクルートホールディングス、ソフトバンクグループ、FANGは、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、グーグル、MANTは、マイクロソフト、アップル、エヌビディア、テスラのそれぞれ頭文字を並べた言葉だ。

 要するにITやハイテク関連の主力銘柄のみが、たとえPERなどが割高でもどんどん買われる状況。一方で、金融や資源、自動車、不動産、建設などはどんなに割安でも買われない。世界的にこうした状況となっている。

 日本では最近、「日経平均株価の予想PERが14倍台だからまだ割安」という見方がよく聞かれる。だが、相場の二極化で金融や自動車などの超大型株のPERが低水準に放置されているため全体として低くなっているだけだ。買われている銘柄はむしろ割高になっている。こうした二極化現象は過去のITバブル相場時に似通う。いずれ天井を打つ可能性が高く、日経平均では2万1000円程度が高値のメドになるだろう。

 主要国市場のその後の展開は2つのパターンが考えられる。1つめは、人気を集めている銘柄の割高状態がクローズアップされて、世界的に相場全般が調整するパターンだ。2つ目は、米国の長期金利上昇をきっかけにFANG・MANTの割高株が売られる一方、金利や資源価格上昇などを受けて金融・資源など割安株に物色がシフトするパターンである。

 ただ、日本市場では米国と異なり、IT・ハイテク関連株の全体に占めるウエイトが低い。米国金利上昇で円安基調になる確率も高く、後者のシナリオの場合には同関連株に出遅れ株買いの矛先が向かうケースも考えられる。

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