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短期リバウンド狙いには、まだ「下げ」が足りない

ポイントは"悲壮感"

横山 利香

 日経平均株価は8月9日に一時1万9660円まで下がり、久しぶりの大幅下落となりました。ここ数カ月横ばいトレンドが継続してたわけですが、いずれ上昇もしくは下落トレンドに転換するわけです。株価チャートを見る限りではここから高値を更新していくことは難しいと分析していたため、例年どおり夏休み期間はポジションを縮小したほうが賢明と判断していました。

 下値支持線を割り込み、横ばいトレンドを下に抜けたので、絶好の買い場を与えてくれたと考えることもできます。日銀がETFの買い入れを行っても支えきれなかったのは、やはり北朝鮮リスクが懸念されたということなのでしょうか。要因をパソコンの前であれこれ考えても答えがわかるわけではありません。こうように難しい局面では、やはり長い物に巻かれるトレンドフォロー戦略が有効でしょう。

 一方で、9日のNYダウとナスダックはそれほど大きく下げませんでした。報道によると、トランプ大統領が2週間ほどの夏休みを取るようですが、この間に米国の株式市場がどう動くのか気になるところです。現状では、日経平均もNYダウも、中長期の上昇トレンドが崩れたわけではありませんので短期のリバウンドを狙っていますが、まだ仕込む水準ではありません。少なくとも1万9500円割れ、できれば1万9000円を割り込んで、悲壮感が漂ってくるようであればチャンスでしょう。

 また、ドル/円相場に関しては、ようやく1ドル=110円を割り込んできました。ただ、今年に入ってからは1ドル=108円台で底打ちを示唆するチャートパターンを形成してきています。日銀のETF買いの影響もあり、このところ株式市場と為替の相関関係は薄れていますが、はたしてドル円はそろそろ底打ちとなるのか今後の動きに注目です。

東洋経済から絶好調企業を先取り

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