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「うつ病バイオマーカー」実用化目指すヒューマン・メタボロームT

鶴岡発の最先端計測技術

小長 洋子

 山形県鶴岡市。庄内空港からバスに乗るとのどかな田園風景が広がる。途中ソニー(6758)やルネサスエレクトロニクス(6723)などが並ぶ工業団地を抜けると、メタボローム(生体内の代謝物質)解析の中心的存在である慶應義塾大学先端生命科学研究所バイオラボ棟と鶴岡市先端研究産業支援センター(通称メタボロームキャンパス)がある。

 国立がん研究センターのがんメタボローム研究室や理化学研究所環境資源科学研究センターの統合メタボロミクス研究グループ分室などのほか、唾液に含まれる代謝物からがんを見つけるサリバテック、腸内細菌叢のメタジェンなど慶応大学発のメタボローム関連ベンチャーの研究室が並び、日本のメタボローム研究の中核としての色彩を強めている。

 このそうそうたる顔ぶれの中に、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(6090)(以下、HMT)の本社・研究所がある。生体内にある代謝物質であるメタボローム。食事や呼吸から取り入れた物質を分解して体内に取り入れ、それを使って新たなエネルギーなどを産生し、使い終わったものの廃棄、再利用もする。この一連のしくみを代謝経路と言い、そこで使われ、産生される物質を代謝物質という。

 ヒトのメタボロームは4000種と言われ、ゲノム(DNA3万、RNA10万)やタンパク質(100万)と比べると数が少なく、網羅的解析がやりやすいとされる。血液や唾液、尿などの中に含まれる代謝物質を全部まとめて一斉に(網羅的に)解析することで、体内の活動のある側面が見えてくる。この高度に専門的な技術を持つのがHMTだ。

世界初の網羅的メタボローム解析技術

 HMTは慶應義塾大学先端生命科学研究所長で日本のマルチオミクス研究の先駆者、冨田勝教授と独自のメタボローム解析技術を開発した曽我朋義教授らによって2003年設立された。04年には慶應大学で曽我教授と共同研究を行っていた技術のキーマン、大橋由明博士(現取締役研究本部長、事業開発室長)が研究開発の責任者として合流する。創業社長の大滝義博氏はバイオ技術の目利きで、いまも世界のバイオベンチャーに投資するベンチャーキャピタルの経営者だ。

 当初、HMTは大手食品、医薬品メーカーと共同研究で収益をあげるビジネスモデルだった。が、08年、菅野隆二社長就任以降は、メタボローム解析受託事業を安定収益源としながら、新規のバイオマーカー探索を続けるスタイルに移行する。13年の上場のころには、NASH(非アルコール性肝炎)や、糖尿病腎症などにターゲットを絞ってバイオマーカー研究を始めていた。それより早く技術を確立したがんマーカー探索のための解析サービス「CーSCOPE」は、北米での学術機関等からの需要対応のため、12年ボストンに拠点を設置している。

 メタボローム解析(メタボロミクス)は、ゲノム解析(ジェノミクス)、タンパク解析(プロテオミクス)と並んで、分子生物学の重要な解析技術(オミクス解析)と考えられており、生物の生命活動の解明から病気の原因や状態の解明、創薬にわたって幅広く注目を集めている。

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