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エンバイオHLD・西村社長「中国に商機、土壌汚染は想像以上のひどさ」

新規公開企業のトップにナマの声を聞く連載第4弾

「IPO会社の社長に聞きた~い!」。インタビューならびに構成、原稿執筆を担当する角田佐哉香です。4回目に登場するのは3月12日に東証マザーズへ上場したエンバイオ・ホールディングス(6092)の西村実社長 。東京・神田にある本社へやってきました。

同社は主に土壌汚染対策工事を手掛けています。有害物質で汚染された土壌を掘り起こさず、穴を掘って薬剤を入れて浄化する「原位置浄化」と呼ばれる技術を武器に、案件獲得の実績を積み重ねてきました。

上場当日には買い物が膨らみ、売買が成立しないまま気配値を切り上げる展開。翌13日、公開価格580円の約2.3倍の1311円で初値がつきました。その後は同月19日に2581円まで値を上げましたが、それをピークに上値の重い展開が続いています。

それでも、先週末8月1日の終値は1091円と公開価格を上回ったままです。環境関連株としての側面に注目する投資家の買いに下支えされているのでしょうか。

 エンバイオ・ホールディングスは環境分野にバイオテクノロジーを応用する研究開発会社として1999年、東京・江東区に設立された「エンバイオテック・ラボラトリーズ」が前身。2010年に純粋持ち株会社への移行とともに、現社名へ変更した。主力事業は子会社、「アイ・エス・ソリューション」の手掛ける土壌汚染対策事業。売上高全体の6割強を占め、経常利益の構成比では8割を超える。土壌汚染地を買い取って浄化してから転売するブラウンフィールド活用事業や土壌汚染関連機器の販売なども行う。

米国では原位置浄化が主流に

ーー土壌汚染対策という専門的な分野でビジネスを展開しています。

シンクタンクに在籍していた1990年ごろ、バイオテクノロジーを使い環境を浄化するビジネスを手掛けていた米国のベンチャー企業に出会ったのが同分野に興味を持ったきっかけです。それまでは日本の環境分野は世界で最も進んでいると思っていましたが、実はそうではなかった。

にしむら・みのる●1981年ライオン入社。日本総合研究所を経て2000年にエンバイオテック・ラボラトリーズ(現エンバイオ・ホールディングス)取締役。08年1月社長就任、現在に至る。工学博士号を持つ。

むろん、大気汚染や省エネ、水質汚濁、廃棄物などといった領域では先を行っていましたが、土壌や地下水の汚染などに関してはまだ、現在の土壌汚染対策法もなかった時代。世界的にはすでに化学物質による汚染が飲料水や作物、人の健康にも甚大な悪影響を及ぼす、などと大きな問題になっていました。米国では土壌や地下水汚染を浄化するためのマーケットが大きな規模に成長していた。となれば、日本にもやがて同じような状況が到来するだろうと考えたのです。

その後、日本で土壌環境の関連部署を新規に立ち上げる会社などのコンサルを行ったのですが、土壌汚染対策の技術面でどうも米国の流れとは違うことに気づきました。

ーーどう違っていたのでしょうか。

当社が得意としているのは「原位置浄化」。汚染された土壌を掘らず、原位置(土が元々あった場所)で汚染物質を分解する技術です。これが米国では大きなトレンドになっていました。

しかし、日本はそうではなかった。地下水が汚れていれば、とにかく水をくみ上げてしまっていた。地盤沈下が起きる恐れがあっても、汚染の拡大が防止できる。だが、これでは10年、15年かかっても完全にはきれいになりません。

土壌も汚れているのならば、土を掘って処分場へ持っていこうという掘削除去が主流。実は米国も当初は掘削除去を行っていたが、それでは浄化におカネがかかってしまう。いわゆる二次汚染が広がる可能性もあります。というわけで、原位置浄化や、土を掘ってもその場で汚染物質を分解、除去して埋め戻す「オンサイト浄化」の比率がしだいに高くなりました。

日本では土壌汚染対策のうち、原位置・オンサイト浄化の比率はまだ10%強にすぎないでしょう。依然として多くが汚染土壌を掘り出して処分している。これに対して、米国では半分以上が現場での浄化へシフトしました。環境への負荷も小さい原位置浄化こそが“本道”と思っています。

ーーガソリンスタンド(GS)を運営する石油元売り会社などが主要顧客ですね。

GSの数は自動車の燃費向上などを背景に年間1000店ペースで減っています。当社の原位置浄化技術を初めて採用してくれた顧客も、全国にガソリンスタンドを数百店規模で展開している商社系の販売会社です。

「GSを廃業して跡地をコンビニエンスストアへ売却するために土壌の浄化が必要」というのが顧客側の要望でした。その当時は掘削除去だと5000万円かかった。

「(原位置浄化なら)いくらでできるか」と聞かれたので、「2500万円」と答えました。さらに、「実績があるのか」と言われたので、「ありません」と……。

結局、「5000万円の半分きれいになっていれば2500万円。100%ダメってことはないよね」とゴーサインをもらいました。それがうまくいったので、リピーターになってくれました。

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エンバイH (6092)

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