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政治の混乱が続く中で再生医療や高度医療機器分野の発展・拡大は早期失速の懸念も(撮影:大澤誠)

 衆議院が解散、総選挙に突入した。国民不在とかのレベルではない。だが、自民党にとってもここで解散しておかなければ、勝利はますます遠のくだけに選挙は不可避だったのだろう。

 消費税増税の先送りと閣僚のスキャンダル隠蔽のための選挙とは、まったくあきれるばかりである。そもそも選挙実施を大きく後押ししたのは、首相候補とも持ち上げられた小渕前経産相をめぐる騒動だ。もともと、父親の葬儀の直後に駆り出されて、秘書任せで政治家になったのに、古参秘書たちが長年行ってきた選挙民への接待観劇など止められるわけもない。外野で見る筆者などは同情すらしてしまう。

 次に出てきた大臣はSM騒ぎを起こした。これを批判した民主党の女性議員の「汚らわしい」発言で、国会の紛糾はピークに達した。まったく、政治に期待するほうがばかを見る。

 一方で、株式マーケットは、日銀の異次元の量的緩和で一息ついたが、本当にこんなことでよいのか、と筆者の小学生の娘ですら心配している。日本は重要法案が目白押しだ。外交や雇用、福祉などの分野で重要問題が山積する。企業の競争力アップのための法案も多数出待ちの状態にある。

 海外企業との競争激化の中で、一刻を争う状態が続く。もちろん、「赤サンゴ」も大切だ。しかし、外貨獲得のための行政施策を早急に打つことも、国益という観点からは極めて重要である。安倍政権が成長戦略の柱として掲げた再生医療や高度医療機器の分野も行政などからの新たなテコ入れが遅れれば、早期失速の憂き目を見よう。

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