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そーせいグループ、480億円で英社買収の勝算は?(下)

田村眞一社長に聞いた収益の行方

小長 洋子
そーせいGの田村眞一社長(撮影:今井康一)
英国のバイオベンチャー、ヘプタレス・セラピュティクス社(以下、ヘプタレス社)を総額480億円で買収したそーせいグループ。みずほ銀行から借りた200億円を頭金に、残る280億円は買収後に入ってくるマイルストーン収入などから分割で支払う。この大型買収の勝算と今後の収益計画について、そーせいグループ(以下、そーせいG)の田村眞一社長に聞いた。(買収の概要などをまとめた前編はこちら

ーーM&A戦略をかねてから進めていましたが、今回はケタ違いの大投資です。

 買収についてはずっと考えていますが、これほど大きな案件は多くはありません。2005年に英国のアラキス社(現SoseiR&D社)を200億円超で買収したので、ちょうど10年目ですね。

 会社の長期的な成長を考えると、買収は重要な戦略になります。現在は慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬が成長期に入っています。導出先のノバルティスでは13年から日欧で販売開始、この3月には米国でも承認申請を提出し受理されました。承認が下りれば当社にもロイヤルティ収入が入る。ここで戦略投資をやめれば、当分の間収益は約束されます。

 しかし、それは自分勝手だと思うのです。会社を次の世代に譲り渡すときのための基盤をつくっておかなければなりません。

 ただし、買収する相手に、長い目でみて成長力があることが重要です。そのための条件が二つ。まずは基盤技術を持っていること。パイプラインが一つこけても次々に轍(わだち)をつけていく力があるということです。もう一つは面白いものを生み出せるエビデンス(科学的な証拠)があるということ。この二つが重要です。

 買収価格も重要です。100億円くらいだとまだ海のものとも山のものともつかずリスクが高い。200億円くらいだと、いい会社もありますが、すでに大手の影が見えるところが多い。300億~500億円になると、いい会社は結構ありますが、こちらにおカネがない。難しいですね。

ーー今回買収したヘプタレス社との交渉はいつ頃始まったのですか。

 昨年7月から検討していました。社外取締役の紹介で、「面白い技術を持ち、プロダクトもある会社がある」と。最初は共同開発ができたらと考え、14年末に予定されていたエクイティファイナンスに一部参加するつもりでした。

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そーせいG (4565)

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