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「アベノミクス相場」は終わりが近づいています

16年は「安くなったら買い」のスタンスで

横山 利香

 あけましておめでとうございます。2016年の株式市場は波乱の幕開けとなりました。今回は16年相場の動きを展望します。

 まずは、ここまでの流れを振り返っておきましょう。15年の終わりごろからは、「日経平均株価は2016年に入って当面、調整ムードが続く可能性がある」と書いてきました。株価チャートを見ると、日経平均は15年9月29日に1万6901円で底を打った後、エリオット5波動の内、最終の上昇5波動目に入り、12月1日に2万0012円で天井を形成した後、下落3波動を形成する公算が大きいとみていました。

 米国では同月16日に連邦準備制度理事会(FRB)が9年半ぶりに政策金利を引き上げてゼロ金利政策の解除を決定。株価にその影響が及ぶ可能性が排除しきれないうえ、米ニューヨークダウの8月の下落が一目均衡表上の変化日に当たっていたことを踏まえると、これまでのような大幅上昇トレンドが変化するかもしれないと考えていたのです。

 一方、利上げを織り込む形で買われていたドルは、材料出尽くしで売られ、目先は円高ドル安トレンドへ転換。1ドル=120円割れから始まって115円前後までは円高ドル安が進むケースもあると予想していました。そうなると、株式相場の調整も続くのではないか、というのが筆者の見立てでした。

 では、16年の株価はどのように推移するのでしょうか。日経平均は現在、3波動目の下落C波が進行中と考えられます。9月安値1万6901円近辺が下値のメドと想定しています。ただ、全体としてみれば、当面は同安値から2万円のレンジでのモミ合いに終始しそう。外国為替市場の円相場の値動きに一喜一憂する状況がしばらくは続くのではないでしょうか。原油相場の動向にも要注目です。

 16年前半のモミ合いを経て、後半からはドル・円相場の反転と共に株式相場も上昇トレンドへ移行すると考えています。1年を通した株価のレンジとしては1万7300円プラスマイナス500円~2万1000円前後を想定しています。

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