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投資の大穴「古銭収集」に学ぶ株で成功する法則

カネはアンティーク・コインにぶちこめ!

エミン・ユルマズ
アンティーク・コインの収集と株式投資の決定的違いとは何か(cosma / PIXTA(ピクスタ))

 新年が始まるやマーケットも国際情勢も荒れてきた。思えば昨年のマーケットも難しかった印象がある。米国のS&P500指数は前年比で0.7%下落して終了したが、下落は2008年以来なので象徴的である。リーマンショックから回復してからの相場はずっと上がりっぱなしだったため上昇疲れを感じる。

 また、米国では「大統領の任期7年目の年は相場があまり盛り上がらない」と言われるが、まさにそのとおりであった。就任7年目ともなると政策がほとんどわかっているので政策期待で株価が上がらないからだそうである。はたして大統領選挙の今年はどうだろうか。

 実はS&P500やNYダウに関しては、08年のように不況や金融危機の年を除けば、選挙年と他の年のパフォーマンスにはそう大きな違いない。1900年から2008年のデータでみると、ダウは選挙の年に平均で7.6%上昇している。興味深いのは共和党が勝利した年は平均10.3%上昇するが、民主党が勝利した年は3.9%しか上昇していないことである。

 この数字からすると民主党は市場に嫌われているように見えるが、実はそうでもない。選挙の年だけでなくすべての年で見ると、この法則は当てはまらないのだ。共和党が勝利した年に株価が大きく上昇するのは、共和党のほうがビジネスフレンドリーであるため市場の期待が盛り上がるのだろう。ちなみに現職の政党の候補者が勝った年は15.3%上昇しているのに対し、政党が変わった年には4.4%下落している。

 米国ではスパーボウルとからめたアノマリーも有名だ。アメリカンフットボールの全米ナンバーワンを決めるスーパーボウルで、リーグ合併前のオリジナルのナショナル・リーグ出身チームが勝てば相場は上昇、旧アメリカン・リーグ出身チームなら下落するというものだ。

 金融業界の人は過去のパターンやジンクス、ラッキーチャームが大好きだ。しかし、こうした過去のパターンは小ネタ程度にとどめておいたほうが無難だろう。マーケットでは常に番狂わせが起きる。過去のパターンなど一瞬で崩れてしまうのだ。

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