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主力株は「悪目買い」、中小型の好業績株の発掘も

昨年8月の悪相場にヒント

古庄 英一
東京市場ものっけから下落に見舞われ戦後初の年明け5日続落を記録(撮影:尾形文繁)

 2016年の世界の株式市場はのっけからリスク資産を減らすネガティブな展開に見舞われた。

 東京市場も「申酉(さるとり)騒ぐ」の格言どおりの物騒な値動きが続いた。海外に収益を依存する国際優良株が出足でつまずいたからだ。中国や中東、南米を震源とするマクロ経済不安の広がりによって、利益が後退するとの懸念が慎重な投資スタンスにつながっている。これでは全体相場の地合いはポジティブに転じづらい。

 それでも、日米の金利差から為替がドルに対して円安方向となると反発するだろう。8日の米国12月雇用統計がカギで、これが悪材料だと来週の円ドル相場も円安に向かいづらい。日経平均株価やJPX日経400の両指数を構成する主力銘柄は、売り先行で底値を探る可能性がまだあると言わざるをえない。

 そんな中で年始に急続落し、配当利回りが高まった銘柄を軸に「悪目買いの逆張り投資のチャンス」(中堅証券投資情報部幹部)との見方も出ている。日産自動車(7201)がその代表銘柄だ。こうした動きが広まると、全体相場は落ち着きを取り戻して底堅い展開となるだろう。

 さて個別物色の矛先だが、13週移動平均線が上向きで、戻り局面で26週線とのゴールデンクロスを示現、あるいは近く示現しそうな銘柄を見つけるとよいだろう。また昨年8月以降の荒れた相場に左右されずに上値と下値を切り上げた中小型の好業績銘柄も発掘したい。

 例えば食品や外食であれば、ひと口チーズが稼ぎ頭の雪印メグミルク(2270)、乾燥フルーツが売れ筋の食品素材商社正栄食品工業(8079)、格安定食チェーンの松屋フーズ(9887)、回転すしのくらコーポレーション(2695)、ユニットハウス大手のナガワ(9663)、JR東日本系警備保障のCSP(9740)などが思い浮かぶ。

(=『株式ウイークリー』編集長)

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