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市場経済ニュース

【株式・前引け】3日続伸し、日経平均8500円台を回復

 30日の東京株式市場前場は3日大幅続伸した。日経平均株価の前引けは前日終値比318円87銭高の8530円77銭。TOPIXも同25.51ポイント高の855.83と同様に3日続伸で前場取引を終えた。東証1部の出来高は11億2919万株、売買代金は8444億円にとどまった。  昨日の米国株式市場はNYダウ平均、S&P500が反落の一方、ナスダック総合が続伸とまちまちだった。市場の予想どおり、FRB(米国連邦準備制度理事会)は政策金利を0.5%引き下げたが、NYダウの動きはその直後、売りが先行し下げたものの、下値に値頃感から買いが入ると、一時は298ドル高まで買い進まれた。終了間際にヘッジファンドの換金売りとみられる大口の売りが出たため、下げに転じたものの、市場の一部には年内にもう1回の利下げがあるのでは、と伝えられるなど、米日欧中等の協調利下げなど景気対策が動き出していることへの期待感はあるようだ。また、為替が対ドルで99円台、対ユーロで130円近辺に戻していることも安心感を誘っていた。寄り付き前の外国証券系(12社ベース)経由の注文動向は、売り3840万株に対して、買いが4000万株と、差し引き160万株と小幅ながら、7日ぶりに買い越しに転じた。  こうした動きを受けて、日経平均は前日終値比57円高で寄り付くと大きく上昇。一時上げ渋ったものの、高値は8587円を付け、高値圏で前場を終えた。  業種別では東証33業種中、28業種が上げた。上昇率が大きかったのは海運、卸売、鉱業、非鉄、保険、精密などで、下げた5業種は電気ガス、紙パルプ、金属、情報通信、サービスだった。個別銘柄では、業績悪ながら買い戻しで三井住友フィナンシャルグループが大幅反発、コマツも通期減額が円高前提とあって買われた。トヨタ、アイフル、好業績観測の菱食、山崎製パンも高い。一方で、減額修正のセコム、北越製紙が売られた。  10月10~15日の前回3日続伸では3日目は陰線に終わった。「今回は3日連続陽線となるか、それによって市場のムードが変わる可能性も」(大手証券)という見方もある。このあたりが注目点のようだが、後場にかけてはアジア株式市場、為替の動向に注意が必要だ。

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