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新興株の調整濃厚で保有株をどんどん売っちゃいました

春休みは売買手控え

横山 利香
2017年03月16日

 日本の株式相場は10日のいわゆる「メジャーSQ(特別清算指数)」を無難に通過しました。ただ、2日につけた高値1万9668円01銭を超えられない状況が長引いている点は気になります。月末の権利確定日までは底堅い展開と考えていますが、それにしても、高値水準での現在の状況はやりにくいとしか言いようがありません。

 米国の株式市場も2016年11月の大統領選挙以来続いた「トランプラリー」がようやく落ち着いてきたようです。「株価はどこまで上昇するのか」という強気な見方が支配的だった市場でNYダウとナスダックがいずれも1日の高値以降、調整が続いています。

 日本株はこれまで、米国の利上げへの思惑を背景にした外国為替市場での円安ドル高観測の高まりを手掛かりに上昇してきましたが、それもかなり織り込んだ感があります。

 一方、ここまで堅調に推移していた原油のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物価格も1バレル=50ドルを割り込んできました。16年2月に26ドル台で底打ちして上昇。チャート上は55ドル台でダブルトップを形成しており、短期的には天井をつけたのではないかと分析しています。

 WTI原油先物価格はしばらく調整局面が続く可能性を想定しておきたいところです。油価は新興国通貨などの値動きに影響を及ぼす傾向が強いだだけに、注視しておいても損はないでしょう。

 もっとも、中長期的にはWTI先物の上昇トレンドが継続している可能性もあります。安くなった局面は久しぶりに買いのチャンスなのかもしれません。

春休み前に利益確定

 学校の春休みも近づいてきました。お休みシーズンには取引を手控えるようにしています。相場の地合いが良いときに利益を確定してしまうと、「もっと値上がりするのではないか」などと考えてしまいがちです。確かに、売却した価格よりも高い株価で買い直しを余儀なくされることはありますが、いずれにせよ何度でも買うことは可能。利益確定に躊躇は不要です。

 ここまで新興株市場銘柄や中小型株を中心に取引してきましたが、保有株の半分程度をすでに利益確定。春休みシーズンを前にして、さらに保有株の売却を進めることにしました。ユーザベース(3966)、チェンジ(3962)、リンクアンドモチベーション(2170)、MS-Japan(6539)など保有株を順次売却。利益を確定させました。

 東証マザーズ指数は下値支持線割れ。これに伴い、堅調な展開だった新興株市場もいったん調整場面を迎えるシナリオが考えられます。それでも、安くなれば買いの好機到来。休み明けには今年のテーマに据えているIT関連を中心に再度、拾っていきたいと考えています。

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。
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