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「これまでのポジションは精算しました」

一つの方針に固執すると負ける

横山 利香
2017年04月20日

 英国のメイ首相が4月18日に、下院を解散して6月8日に総選挙を実施するという緊急声明を発表しました。2016年6月に行われた国民投票でEU(欧州連合)からの離脱が選択されました。実施には議会の3分の2以上の同意が必要だからと、20年に予定されている総選挙を前倒ししてまでなぜ今総選挙を行わなければならないと考えたのでしょうか。圧勝できるという過信なのでしょうか、それとも匙を投げたのでしょうか。はなはだ疑問と言わざるを得ません。混迷を極めるマーケットに、また一つ賽は投げられたということなのでしょう。

 さて、日経平均株価は値下がりが続いて、4月17日には1万8224円の安値をつけました。米国の株式市場が値を戻したことで、株価はリバウンドに転じてはいますが、トレンドに変化は見られない状況です。ただし、日銀のETF買いが継続的に入っていることから意外と底堅く、動くに動けないという感じではあります。

 株価チャートを見る限りでは、1万8000円あたりまでは下げそうとも分析できますので、できればすっきり下げた方が買いやすいのですが、目先のトレンドの動向に注目しています。

 また、ドル/円相場では引き続きドル売りが続き、1ドル=108円台まで円高が進んでいます。過度な期待が引き起こしたトランプラリーがいったん巻き戻しに転じていることや、トランプ大統領が「ドルは強くなりすぎている」という趣旨のコメントをしています。時間軸で考えてもしばらくはドル売りが続くのではないかと分析しています。

 一つの方針に固執すると負ける確率が高くなることは何度も経験済みですので、結局、これまでのポジションは精算して、新たにポジションを取り直し始めました。

 そこで「安くなったら面白そう」と考えていたフリュー(6238)を購入してみました。同社は、オムロン(6645)が立ち上げた会社で、プリントシール機や、携帯向けゲーム等を展開しています。

 1月に株主優待制度の導入と株式分割を発表、株価は一時1700円台まで上昇していました。最近はキャラクターがメインのゲームの人気が根強いように感じています。『弱虫ペダル』や『ベイブレード』等のキャラクターゲームを展開していること、さらに株主優待も新設されましたので、買いが継続的に入る可能性が高いと考えています。

 もっとも下落トレンドに変化が見られない状況下で急いで買う必要もなさそうです。心配であれば底を打ってから拾っても遅くはないかもしれません。

(毎週木曜日に掲載)

横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。
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