先陣切ってさくらインターが25日に決算発表

フィンテック銘柄の動向占う

古庄 英一
ECBの緩和示唆を受けて22日の日経平均は941円高と今年最大の上げ幅となった

 1月の相場は残すところ5営業日。22日の急反発で日本株が「売られすぎ」なことは確認できた。が、来週にかけてV字で出直るとの見方はしづらい。「底値がどこかもわからない」という不安心理を抱いたまま2月相場入りするのか、それとも底をとりあえず確認するのか。25日~29日は重要な指標やイベントが目白押しだ。寝ても覚めても相場が気になる「常在戦場」モード全開の1週間となる。

 四半期決算発表シーズンも本格化する。1月29日金曜日に発表が集中しており、同日以外に決算を発表する銘柄が目立ちやすく値動きは荒くなるので、物色しやすいだろう。

 投資判断のポイントは、12月期の銘柄だと来期業績予想の強弱、3月期の銘柄だと今期通期予想と9カ月間の実績を比べた進捗率となる。22日に急反発したおかげで底を打った銘柄は、自律反発機運が高まるだろう。信用売り残が超過している「売り長」だと買い戻しで本格出直りが期待できるので、発表前に打診買いを入れておくのが手かもしれない。

 主力銘柄は、日本電産(6594)のように決算発表と同じ日に自社株買いの方針を発表するケースがありうる。自社株買いは、株価を下支えする材料なので逆張りの標的となる。

 ところで、来週25日はフィンテック(金融革命)銘柄の先陣を切りさくらインターネット(3778)が2016年3月期の第3四半期決算を発表し、同日夕刻にアナリスト向けの決算説明会を開く。同社の株価は、昨年1月6日に135円だったのが、1年後の今年1月13日には2110円まで約15倍に上昇。しかも昨年末までは7月31日の378円が最高値だったから、直近1カ月あまりで大化けをした。直近の1300円前後は妥当な株価水準なのか、大化け後初めての四半期業績が発表の中身に注目が集まっている。

 ちなみに同じフィンテック関連では、GMOペイメントゲートウェイ(3769)が2月4日、インフォテリア(3853)ロックオン(3690)が2月10日、ビリングシステム(3623)が2月12日と続く。各社とも1月にピークをつけたあと大幅な値幅調整があったものの、22日の値動きを見ると出直った感がする。さくらインターネットの値動き次第で、フィンテック銘柄の動向が占えるのではないだろうか。

(『株式ウイークリー』編集長)

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