日経平均は大幅続伸、一時387円高 銀行株は下落続く

終値は346円高の1万7865円

ロイター
2月1日、東京株式市場で日経平均は大幅続伸。終値は1月6日以来の高値を付けた。東京証券取引所で昨年8月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai )

[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続伸。終値は1月6日以来の高値を付けた。日銀のマイナス金利導入を好感した前週末の欧米株高の流れを引き継ぎ、序盤から買いが優勢の展開。上げ幅は一時387円となった。ノンバンクや不動産関連が堅調。収益悪化が懸念された銀行株は連日の大幅安となった。東証1部売買代金は約3兆8500億円に上り、今年2番目の大きさとなった。

東証1部銘柄の83%が値上がりした。前週末の決算発表で通期業績予想を据え置いた村田製作所<6981.T>が15%超、ソニー<6758.T>が12%超の上昇。業績への過度な懸念が後退し、買い戻しが入った。

為替が1ドル121円台で落ち着いた動きとなったことも支えとなった。マイナス金利メリットセクターとして、ノンバンクや不動産の上げが目立った一方、三菱UFJ<8306.T>三井住友<8316.T>みずほ<8411.T>などメガバンクが大幅安。ゆうちょ銀行<7182.T>や地銀も売られ、東証の業種別指数で銀行<.IBNKS.T>は約6.6%安と、下落率でトップとなった。

財新/マークイットが発表した1月中国製造業PMIは、11カ月連続で景況改善と悪化の分かれ目となる50を下回ったが、日本株に目立ったネガティブな反応はみられなかった。日経平均は大引けにかけて強含み、一時1万7900円台を回復する場面もあったが、大引けにかけてはやや上げ幅を縮小した。「今晩発表される米ISM製造業指数の内容次第では、米景気への懸念が強まり、海外株安となることへの警戒感が出ている」(岡三証券の小川佳紀ストラテジスト)との声が聞かれた。

個別銘柄では日新製鋼<5413.T>が急伸。新日鉄住金<5401.T>が1日、2017年3月をめどに日新製鋼を子会社化することについて検討を開始すると発表した。再編効果を期待した買いが入ったほか、新日鉄住金は自社株買いの発表も材料視された。

半面、トクヤマ<4043.T>が一時30%超の急落。昨年来安値を付けた。29日、マレーシアの連結子会社が手掛ける多結晶シリコン事業の計画を見直した結果、1234億円の減損損失を計上したと発表。通期業績予想も大幅に下方修正し、嫌気された。

東証1部騰落数は、値上がり1617銘柄に対し、値下がりが286銘柄、変わらずが31銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      17865.23 +346.93

寄り付き    17699.60

安値/高値   17666.48─17905.37

TOPIX<.TOPX>

終値       1462.67 +30.60

寄り付き     1448.04

安値/高値    1445.81─1463.79

東証出来高(万株) 350248

東証売買代金(億円) 38519.69

(長田善行)

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