東京市場は大荒れ続く、日経2日で一時1500円安 長期金利プラスに

「バズーカ2」後の上昇分失う

ロイター
2月10日、東京市場は連日の大荒れとなった。日経平均は一時650円安と2日間の下げ幅は1500円超まで広がった。写真は都内で昨年7月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 10日 ロイター] - 10日の東京市場は、連日の大荒れとなった。日経平均<.N225>は一時650円安と2日間の下げ幅は1500円超まで広がった。一方、10年長期金利はプラス圏に浮上。ドル/円は前日安値を下回らなかったものの、世界的なリスク回避が強まる中で、上値の重い展開が続いている。

日本株、「バズーカ2」後の上昇分失う

 日本の祝日とイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を控えているにもかかわらず、様子見商状だったのは朝方だけで、すぐに波乱の展開に戻ってしまった。

 日経平均は終値では372円安まで下げ幅を縮めたが、一時は655円安となり、1万5500円を割り込んだ。2014年10月29日以来の水準に落ち込んだことで、日銀追加緩和(同10月31日)後の上昇分をすべて失った格好だ。前日も918円安と大幅安だったが、自律反発には至らず、下値を模索している。

 この日も下げの中心となったのは銀行株。メガバンク株は約3年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。日欧のマイナス金利政策の副作用が意識される中、市場全体のムードを悪化させており、「海外勢の売りに加え、個人の信用の売りや追証発生に伴う処分売り、さらに機関投資家の投げ売りが出ているようだ。さらに裁定解消売りが拍車をかけている」(国内投信)という。

長期金利は反転、1日でプラス圏に

 一方、10年長期金利はプラス圏に浮上した。前日は初のマイナスに低下。10日の市場でも、前引けにかけ前日に付けた過去最低のマイナス0.035%を付けたが、後場に入り、金利が急上昇。一時プラス0.015%まで切り返し、引けはプラス0.010%。

 市場では「急ピッチで利回りが低下してきた警戒感からポジションを調整する動きがみられる。日銀の国債買入オペで残存期間5年超10年以下がやや甘い結果になったことも影響しているようだ」(国内証券)との声が出ていた。

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