日経平均は“いい水準”まで下落してくれました

原油ダブル・ブルETNにも引き続き注目

横山 利香

 日経平均株価は1月21日に付けた安値1万6017円で底を打ったと仮定すると、二番底をつける可能性があると想定していました。しかし、同水準で底打ちしない場合には、底割れの可能性も排除してはいませんでした。

 底打ちならば二番底を見てから買い直せばいいだけですが、底割れするのであれば底打ちの確認が欲しいので下落トレンドが続く中、あえてリスクをとる必要はないだろうと判断。2月に入ってからは保有株を順次売却し、日経平均がどのような動きになるのか様子を見ていたところ、2月12日の取引時間中には1万4865円まで下落しました。

 株価の値下がりは急激な円高ドル安の進行が一因です。これまでは米国経済が堅調だったため、ここ2~3年ほどドル買いが続いていました。しかし、2015年後半からニューヨークダウのトレンドが変化。世界経済の牽引役である同国の景気まで減速するとなればその影響も大きなものになりかねません。

 現在の状況を踏まえると、米国がドル高を容認することは厳しいとみられるため、ドル安円高方向へ傾く公算が大きいと読んでいました。それでも、突っ込んだところでドル・円で1ドル=113円あたりが下限と考えていたので、ドルの買い持ちを検討していたところ、実際には110円台まで円高が進みました。

 フィボナッチで計算した日経平均の安値ターゲットは1万4595円プラスマイナス500円。そこまで下落すれば打診買いを始めてみようと思っていました。底打ちしたかは断言できませんが、「いい水準」ではあります。

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