日経平均は5日ぶり反落、直近の上昇の反動 円高も重荷に

終値は103円安の1万6911円

ロイター
3月7日、東京株式市場で日経平均は5日ぶりの反落。直近の急ピッチな上昇の反動で、利益確定売りが優勢となった。東京証券取引所で2012年6月撮影(2016年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりの反落。直近の急ピッチな上昇の反動で、利益確定売りが優勢となった。強含む円相場も重しとなった。前週末比で一時120円安となったが、下値では押し目買いが入り下げ渋った。東証1部売買代金は約2兆1700億円強と低調だった。

2月米雇用統計、中国全人代を通じ、米中景気に対する市場の過度な警戒感は後退しつつあるが、日中ドル/円は113円台半ばまで円高が進行。日経平均は前週末までの直近4営業日で1000円近く上昇した反動も加わり、寄り高後は軟調な展開を続けた。10日に予定される欧州中央銀行(ECB)理事会など外部環境を引き続き見極めたいとの心理から、見送りムードが広がったという。

業種別では海運やパルプ・紙がしっかり。外需大型株は日産自動車<7201.T>が2%超高、ファナック<6954.T>が1%超高となった一方、トヨタ<7203.T>は約2%安とまちまちだった。メガバンクはそろって下落。日経平均は0.61%安となったのに対し、TOPIXは0.98%安。またJPX日経400<.JPXNK400>は1.02%安となり、下落率はそれぞれ日経平均を上回っている。

水戸証券投資情報部長の須田恭通氏は「ひとまず利食い売りが出た。現状の為替水準でみると、日経平均は1万7000円台がバリュエーション的に妥当なところ。円安という援護射撃があればもう一段行けたかもしれないが、それがなかった」と指摘している。

個別銘柄では小野薬品工業<4528.T>が大幅高。4日に発表した1対5の株式分割を材料視した。2016年7月期業績予想の上方修正を発表した稲葉製作所<3421.T>は5日続伸。半面、ハローズ<2742.T>が軟調。公募増資により最大約42億円を調達すると発表したことで、1株利益の希薄化や需給悪化などが懸念され売りが出た。

東証1部騰落数は、値上がり835銘柄に対し、値下がりが1000銘柄、変わらずが108銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16911.32 -103.46

寄り付き    17024.64

安値/高値   16894.58─17026.25

TOPIX<.TOPX>

終値       1361.90 -13.45

寄り付き     1373.78

安値/高値    1360.86─1373.85

東証出来高(万株) 221694

東証売買代金(億円) 21722.93

(長田善行)

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