米国株式市場は下落、エネルギーや素材関連株に売り

ダウは79ドル安の1万7502ドル

ロイター
3月23日、米国株式市場は下落して終了した。前日にベルギーで発生した爆発攻撃を受けた警戒感が払しょくされない中、エネルギー関連株と素材関連株に売りが出た。ニューヨーク証券取引所で14日撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場は下落して引けた。前日にベルギーの首都ブリュッセルで発生した連続爆破攻撃を受けた警戒感が払しょくされない中、石油株や素材関連株が売られた。

前週末に今年初めて昨年末終値を上回って終了したS&P総合500種は、再び年初来でマイナス圏に沈んだ。

米株式相場はこの2日間、米連邦準備理事会(FRB)当局者が追加利上げに積極的な姿勢を示したことに圧迫されている。年内に2回を超える利上げが実施される可能性があるとの見方からドルが上昇し、これが商品相場を押し下げた。

ファースト・スタンダード・フィナンシャルのチーフ・マーケット・エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は、この日の相場について「コモディティーが一番の要因だ」と述べ、商品相場の下落が株価を圧迫していると指摘した。

セクター別では、S&P総合500種の主要10業種指数のうち8業種の指数が低下。シェブロンやコノコフィリップスなどの石油株が売られ、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は2.1%下げた。一方、S&P公益株指数<.SPLRCU>は0.7%上昇した。

スポーツ用品のナイキは3.8%安。四半期決算の売上高が市場予想を下回ったことが嫌気された。

C型肝炎治療薬をめぐる医薬品会社メルクとギリアド・サイエンシズの特許紛争で、連邦陪審はメルクが保有する特許の有効性を認める評決を下した。株価はメルクが0.09%上昇したのに対し、ギリアドは3.9%下落した。

同じく医薬品のバーテックス・ファーマシューティカルズは7.6%安。ゴールドマン・サックスが同社株の目標価格を引き下げたことを受けて売られた。

ファストフードチェーンのヤム・ブランズは2.0%高。ウォールストリート・ジャーナル紙は、ヤム・ブランズが中国事業の19.9%株式売却に向け、投資会社KKRなどと協議を進めていると報じた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ771で下げ2257(1対2.93)。ナスダックは上げ579で下げ2221(1対3.84)だった。米取引所の合算出来高は約68億株で、直近20営業日の平均である81億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17502.59 -79.98 -0.45 17588.81 17588.81 17486.27 <.DJI>

前営業日終値 17582.57

ナスダック総合 4768.86 -52.80 -1.10 4813.87 4816.67 4765.37 <.IXIC>

前営業日終値 4821.66

S&P総合500種 2036.71 -13.09 -0.64 2048.55 2048.55 2034.86 <.SPX>

前営業日終値 2049.80

 

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