M&Aの標的となりやすい会社の共通点とは

永守流チェックポイントで先回り!

会社四季報オンライン編集部
シャープ本社前で報道陣の取材に答える鴻海の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長(撮影:ヒラオカスタジオ)

 前回コラム「減価償却とのバランスがポイント!設備投資額はココを見る」で説明した設備投資は、将来に向けた種まきだが、「M&A」(合併・買収)も大きな意味では種まきの一つ。今回はM&Aに着目した銘柄選びをご紹介しよう。

 新事業を始めるには「時間」と「リスク」が必要だ。これに対してM&Aは、時間をかけずに新しい成長機会を買う手法と言うことができる。M&Aといえば、経営再建中のシャープ(6753)を台湾の電子機器受託製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業が買収するニュースが世間を賑わしている。鴻海が狙うのはシャープの持つ「ブランド」と付加価値の高い液晶や有機ELなどの技術力。ブランドも技術力も一朝一夕では育たないが、鴻海は買収によって一気に手に入れようというわけだ。

 M&Aは手元流動資金を多く抱えている日本企業にとっても成長のための有効な手段となっている。2月、ビール大手アサヒグループホールディングス(2502)は3300億円で欧州ビール会社4社の買収へ向けて最終提案をしたと発表した。ネットポータルのヤフー(4689)も2月にネット高級宿泊予約サイトの一休を1000億円での買収を完了している。

M&Aを先回り!そのためのチェックポイントは?

 M&A情報に先回りできれば、発表を好感した株価上昇という果実を得ることができる。そのためのチェックポイントはあるのだろうか? ヒントはM&Aを駆使して高成長を続けている日本電産(6594)の永守重信会長兼社長の言葉にありそうだ。

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