S&P500は年初来高値で終了、FRB議長の発言好感

ダウは97ドル高の1万7633ドル

ロイター
 3月29日、米国株式市場ではS&P総合500種が年初来高値で取引を終えた。イエレン米FRB議長が利上げを慎重に進める姿勢をあらためて表明したことが追い風となった(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米国株式市場では、S&P総合500種が年初来高値で取引を終えた。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が利上げを慎重に進める姿勢をあらためて表明したことが追い風となった。

FRBが今月政策金利を据え置いてから初めての発言で、議長は中国経済をめぐる不透明感や原油価格の低迷など、グローバルなリスクが残っていると指摘した。

議長の慎重な表現は、より積極的な手法での年内利上げに支持を表明したフィラデルフィアやアトランタ地区連銀総裁の最近の発言とは対照的な内容となった。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの主席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「先週、FRB幹部から予想よりハト派色の弱まったコメントが出てきたことで、多くの市場関係者はイエレ議長からも基調の変化を期待していたようだが、その通りにはならなかった」と指摘した。

この日は1.58%上昇したハイテク株が主導しS&P総合500種の主要10業種全てが値上がりした。

北海ブレント原油先物は2.5%下落したが、エネルギー株指数は0.35%上昇した。最近数カ月間の米国株と原油相場は足並みを揃えた値動きが多かったが、この日はそうではなかった。

利上げから恩恵を受ける銀行株はS&P総合500種の最大の押し下げ要因となった。バンク・オブ・アメリカとウェルズ・ファーゴはそれぞれ1%超売られた。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2448で下げ594、ナスダックは上げ2109で下げ735だった。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約70億株で、過去20営業日平均の78億株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17633.11 +97.72 +0.56 17512.58 17642.81 17434.27

前営業日終値 17535.39

ナスダック総合 4846.62 +79.84 +1.67 4756.55 4849.31 4749.78

前営業日終値 4766.79

S&P総合500種 2055.01 +17.96 +0.88 2035.75 2055.91 2028.31

前営業日終値 2037.05

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