日経平均は3日ぶりに反落、円高警戒感が重し

終値は70円安の1万5751円

ロイター
4月11日、東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。朝方から円高進行に対する警戒感が重しとなり、業績悪化懸念から自動車や精密など主力輸出株に売りが先行。銀行など金融株も軟調に推移し、日経平均の下げ幅は一時300円に迫る場面があった。写真は都内で昨年12月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反落した。朝方から円高進行に対する警戒感が重しとなり、業績悪化懸念から自動車や精密など主力輸出株に売りが先行。銀行など金融株も軟調に推移し、日経平均の下げ幅は一時300円に迫る場面があった。

ただ売り一巡後はアジア株の上昇や日銀によるETF買い入れ期待などで先物への買い戻しが優勢となり、下げ幅を縮小した。

日本株は為替にらみの展開が続いている。為替が1ドル107円台後半へと円高方向に振れると主力株への売り圧力が強まった。売り一巡後は買い戻しなどを交え引けにかけて下げ渋ったが、一段の円高進行に対する警戒感から積極的な買いは手控えられ、戻りは鈍い。東証1部の売買代金は1兆8604億円と約2週間ぶりの低水準となった。

東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏は「円高で主力株は厳しいが、マザーズなど中小型株は物色されており、地合いはそこまで悪くない。国内年金勢などの買い支えなども入っているのだろう。もっとも国内企業決算を見極めるまでは手を出しづらく、方向感の乏しい展開が続く」とみていた。

個別銘柄では、パソナグループ<2168.T>が大幅反落。8日に発表した2016年5月期連結通期業績予想の下方修正が嫌気された。半面、ヤクルト本社<2267.T>が大幅続伸。8日、宅配専用商品の乳酸菌飲料「ヤクルト400」と「ヤクルト400LT」の価格を5月30日から値上げすると発表。利益面でのプラス効果を期待した買いが優勢だった。

東証1部騰落数は、値上がり698銘柄に対し、値下がりが1116銘柄、変わらずが136銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      15751.13 -70.39

寄り付き    15761.57

安値/高値   15525.49─15778.74

TOPIX<.TOPX>

終値       1279.79 -7.90

寄り付き     1281.64

安値/高値    1263.25─1282.67

東証出来高(万株) 182657

東証売買代金(億円) 18604.45

(杉山容俊)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ