日経平均は反発、円高一服で出遅れ修正の動き

終値は177円高の1万5928円

ロイター
4月12日、東京株式市場で日経平均は反発した。写真は都内で昨年10月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米株安や強含みの円相場を嫌気し、朝方は売り優勢となったが、為替が1ドル108円台へと円安方向に振れると株価指数はプラス圏に浮上。自動車など輸出株のほか、銀行・証券などに出遅れ修正の動きが広がり、日経平均は一時200円を超す上昇となった。

麻生太郎財務相が閣議後会見で、為替の動向に関し、2月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の合意内容に沿って必要な措置を行えるとの見方を示したことも支援材料となった。売り方の買い戻しに加え、国内年金勢の買い観測もあり、終日TOPIX優位の展開。NT倍率<.NTIDX>は終値で2月3日以来、2カ月超ぶりの低水準となった。

日経平均は節目の1万6000円に再び接近しているが、商いが膨らんでおらず、強気ムードは広がっていない。松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「国内企業の決算発表とともに予想1株利益の切り下げが見込まれる中では上値は買いにくく、短期筋のショートカバーにとどまる」との見方を示した。

個別銘柄では、野村<8604.T>が前日比7%高。欧米での人員削減が相次いで報じられ、材料視する動きが強まった。がん治療薬「オプジーボ」の2017年3月期売上高が前期実績比約6倍の1260億円になるとの予想を発表した小野薬<4528.T>も高い。

半面、LIXILグループ<5938.T>が年初来安値を更新。11日に2016年3月期の通期業績予想を下方修正したと発表した。同じく16年3月期業績予想を減額したJSR<4185.T>も大幅安となった。

東証1部騰落数は、値上がり1331銘柄に対し、値下がりが515銘柄、変わらずが105銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値 15928.79 +177.66

寄り付き 15719.24

安値/高値 15693.61─15963.03

TOPIX<.TOPX>

終値 1299.35 +19.56

寄り付き 1278.26

安値/高値 1277.25─1302.62

東証出来高(万株) 213832

東証売買代金(億円) 20848.47

(杉山容俊)

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