だから米国株がいい! 私の向き合い方教えます(上)

覆面座談会

米国会社四季報編集部
Pink Mouse / PIXTA(ピクスタ)
日本株ほど「同好の士」に恵まれない米国株投資家。 米国株投資の魅力はどこにあるのか。そして、その具体的な手法や情報源、相場展望は? 国内在住の米国株投資家4人に、座談会形式で話を聞いた。(弊社刊行の『米国会社四季報』の巻頭特集を、再編集して転載)

ーまず、簡単な投資プロフィールをお聞かせください。

バフェット太郎(以下、太郎):投資歴は10年ほどです。日本の中小型株中心に300万円くらいで始めました。買い増したりで運用資産3000万円ほどになったところで、バリュー株投資をやろうと思い米国株にチェンジしました。バリュー株なら日本株より利益率も配当も高い米国株だと思ってです。運用は完全に米国株。最初はいろんな銘柄を回していましたが、今は10社に分散投資しています。ポートフォリオの半分は生活必需品関連で、ディフェンシブ銘柄中心にそろえています。頻繁に売買するのではなく、配当を再投資したり、新たに資金を入れて買い増していくスタイルです。

てく:IT企業に入社して間もなく投資を始めました。日本株の裁量トレードから、ヤマカンばかりに頼るのもどうかと思い、システムトレードに移りました。そのうち頻繁に売買するのも大変になり、他に何かないかと調べたところ、米国株に目が行きました。きっかけはジェレミー・シーゲル博士の著書です。米国企業の成長性、投資家を大事にする企業文化に刮目し、本拠は米国でも世界各国できっちりパイを拾っていく姿にも、真のグローバル企業の年輪を感じました。

 最初に買ったのは2012年。石油メジャーのコノコフィリップス(COP)とヘルスケアのジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)です。今でも持っていて、パフォーマンスはCOPがマイナス30%くらい。下流の精製部門のスピンオフで株価がポンと落ちて、最近のエネルギー低落基調に至ります。JNJはプラス26%です。運用資産額はドルベースで14万ドル、円だと1600万円。配当再投資と会社の給料からの積み立てで運用していて、まだ再投資分は5分の1にも達しません。米国株は一回も売ったことがないです。

ー売ったことがない!

てく:はい。株価が下がっても、将来のマイナス要因が大きくなければ買い足します。米国株はポートフォリオの90%を占め、残り10%はリーマンショックでひどい痛手を受けた日本株。日本株は教訓のため持ち続けています。全体の保有銘柄は30銘柄くらいで、エネルギー系と生活必需品系が中心です。基本的にはディフェンシブ銘柄中心ですが、分散投資を意識して少し違う銘柄を入れることもあります。

初めての米国株は アマゾン一点買いでした

MBK:士業で独立事務所を経営しております。投資歴は3年ちょっと、アベノミクスに背中を押された一人です。最初に買ったのは日本株でした。ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)を買ったら、上がる上がる。うまく売り抜けた後、証券会社さんから米国株を薦められました。

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