米国株式市場は下落、さえない決算発表銘柄に失望売り

ダウは113ドル安の1万7982ドル

4月21日、米国株式市場は下落して終えた。決算がまちまちの内容であることに加え、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが従業員のストライキが業績に悪影響を及ぼすとの見方を示したことも重しとなった。写真はニューヨーク証券取引所、12日撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米国株式市場は下落して引けた。決算がまちまちの内容だったことに加え、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが従業員のストライキが業績に悪影響を及ぼすとの見方を示したことも重しとなった。

S&P総合500種はここ数日間で昨年5月に付けた過去最高値まであと1%の水準まで上昇した。ただ、第1・四半期の企業業績の期待値が既に低くなっているなか、この日はそれすら達成できなかった銘柄への失望売りが広がった。

グリーンツリー・ブローカレッジ・サービシズのセールストレーダー、チャーリー・ジョンソン氏は「業績発表は今のところ、そこそこアウトパフォームしている。しかし劇的に下振れした予想を上回っているだけだ」と指摘した。

トムソン・ロイター・エスティメーツによると、S&P500種企業の利益は第1・四半期が平均7.2%減、第2・四半期は同2.6%減になると予想されている。

ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートのグローバル市場戦略責任者、ポール・クリストファー氏は「市場は低調な第1・四半期決算に加え、第2・四半期がある程度良くない可能性さえも織り込んでいる。もし第2・四半期が第1・四半期と同じぐらい期待外れの内容となれば、株価はさらに下押すだろう」と述べた。

ベライゾン3.3%下落。損害保険のトラベラーズ は、17%の減益決算が嫌気されて6.1%下げた。売上高が落ち込んだ玩具のマテルは5.8%安。

5四半期ぶりの増収となったクレジットカードのアメリカン・エキスプレスは0.9%高。スポーツ用品のアンダーアーマーと自動車のゼネラル・モーターズ(GM)はいずれも利益が市場予想を上回ったため、それぞれ6.8%と1.5%の上昇となった。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1897で上げ1095、ナスダックが下げ1493で上げ1311だった。

トムソン・ロイターのデータでは、米取引所の合計出来高は約73億株で、過去20営業日平均の68億株を上回った。

*内容を追加しました。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17982.52 -113.75 -0.63 18092.84 18107.29 17963.89 <.DJI>

前営業日終値 18096.27

ナスダック総合 4945.89 -2.24 -0.05 4949.12 4966.61 4932.64 <.IXIC>

前営業日終値 4948.13

S&P総合500種 2091.48 -10.92 -0.52 2102.09 2103.78 2088.52 <.SPX>

前営業日終値 2102.40

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