マザーズ市場は「とにかく買っておけ」のバブル状態です

ラクスを購入したら高値更新続く

横山 利香

 日経平均株価は4月28日、日銀の金融政策決定会合での政策現状維持が伝えられたのをきっかけに大幅下落しました。日本では4月29日から5月8日までがゴールデンウィークだったので、閑散なタイミングを狙われたと言えるかもしれません。

 4月12日高値1万5963円と同月13日安値1万6132円の間に生じたマドを目先は埋めにいく可能性が高いと前回、書きました。結局、マド埋めはありませんでしたが、日経平均株価は一時、1万6000円を割り込む水準まで下落したのでひとまず達成感は出たのではないでしょうか。

 株式相場だけでなく、外国為替市場のドル・円相場も閑散としたタイミングを狙われました。円高は株安につながるためここ数カ月、ドル・円の動きが重要と指摘してきました。ドル・円は短期的なリバウンドで円安ドル高が進む局面はあっても、中長期的には底打ちをしていない可能性があると分析しているからです。

 これまで1ドル=107円台でなんとか踏みとどまっていましたが、ついに底割れ。105円台までドルが売られて円が買われました。チャートを見ると、これまでの下値支持線が上値抵抗線に変化したこともありそうなので、底打ちと判断するのは時期尚早でしょう。

 もっとも、報道などを見たり聞いたりしていると、「円相場は100円超えで2ケタ台突入があるかもしれない」といったコメントも少しずつ出てくるようになりました。悲壮感が一段と高まってくれたほうがむしろ、底打ちムードも強まりそうです。

 日経平均が乱高下し、全般の地合いがあまりよくないこともあって、個人投資家の関心は東証マザーズ市場を中心とした新興株、中小型銘柄に集まっています。まさに「とにかく買っておけ」といった絶好調のバブル状態です。

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ラクス (3923)

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