日銀“ゼロ回答”でも逆行高した銘柄の意外な買い材料

決算後の株価上昇率ランキング

松崎 泰弘

 日本株の相場が神経質な展開に陥っている。売り買いとも手控えられ市場エネルギーは縮小傾向だ。模様眺め気分が強まった原因は日本銀行の「ゼロ回答」。4月28日の金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決まった。

 株式市場では会合前、指数連動型上場投資信託(ETF)の買い入れ増額などの追加緩和を見込んだ、いわゆる「日銀プレー」と呼ばれる取引が活発化。短期の値幅取りを狙った投資家の株買いが膨らんだ。

 しかし、期待が空振りに終わったことで巻き戻しの動きが一気に強まり、株価は急落した。日経平均株価は28日から5月6日までの3営業日で約7%の下落。一時は1万6000円を割り込んだ。

 下表のランキングは4月28日までに前2016年3月期の本決算を発表した会社のうち、今17年3月期営業増益予想の会社を対象に、4月28日の株価の終値と5月6日の終値を比較。上昇率の高い順に並べたものだ。相場全般が冴えない中で、「逆行高」を演じた銘柄である。

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