10日のメジャーSQ後まで新規の投資は様子見です

「噴いたら売り」の姿勢も継続

横山 利香

 G7や伊勢志摩サミットといったイベントを無難に通過。日経平均株価は小動きではありますが、底堅く推移しています。株式市場では年始から大幅下落に見舞われていたので、いろいろなところから「消費増税は先送りしたほうがいい」といった報道が増えてきていました。

 「消費増税を先送りする可能性が高そう」と以前から考えていたため、思っていた通りの結果と言えます。株式投資という観点から考えれば、消費増税の先送りは歓迎でしょう。しかし、それはただの延命措置にすぎず、度重なる金融緩和に限界があることを多くの国民も薄々気づいているのが現状です。もっとも、日本経済の大勢にはあまり影響がないように思えますが…。

 日経平均の新しいトレンドの発生には、ある程度の時間をかけたモミ合い相場を形成する必要がありそうです。出来高を見ても閑散としています。ただ、「閑散に売りなし」とも言います。消費増税の先送りなどを織り込んでもこの状態なのであれば、「きっかけ待ち」と受け止めることもできます。

 モミ合い上限の日経平均は1万7200円プラスマイナス150円ではないでしょうか。10日のメジャーSQ(特別清算指数)を通過した後にどう動くのかがはっきりしてきそうです。そのタイミングで方向を見極めてからついていきたいと考えています。

 一方、東証マザーズ指数は4月21日と5月12日の高値でダブルトップを形成して以降、下落に転じていました。週足で見ると、5月18日に13週移動平均線で下げ止まり、リバウンドに転じました。個別にはそーせいグループ (4565)ブランジスタ (6176)などの人気株もいったん下げ止まりはしましたが、底打ちとは言い難い水準です。

 バイオ株で最近高値を更新していたアキュセラ (4589)は臨床試験で不本意な結果に終わったことを発表し、失望売りから連日にわたってストップ安という展開……。明日はわが身にも降りかかってくるかもしれない。「適当な投資ほど危険なものはない」などとリーマンショックを思い出さずにはいられません。こうした繰り返しを通じてマーケットの物色面での主役も交代するものです。仕方がありません。

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