デジタル教科書関連で注目、あの会社のトップが語ったことは?

デジタル教材で教師をサポート

岸田 彩加
電子黒板を前にした岸田彩加キャスター。はたして書き順は正しいのか…

 「置き勉」ばかりする小学生時代でした。とにかくランドセルが重くなるのが嫌で、置いていくことができるものはすべて学校の机の中に入れて登下校しました。家に帰ってから教科書を見ながらしなくてはいけない宿題を思い出し、学校へ取りに戻るなんてことも……。特に社会や美術の資料集などは分厚く、しかも大きくて大変でした。

 文部科学省の専門家会議がこのほど、2020年度から全国の小中学校や高校でデジタル教科書を導入する方針を示しました。教科書や資料集がタブレット1つの中に入ってしまえば、子どもたちの体への負担が減るかもしれません……。

 デジタル教科書関連の銘柄が株式市場で注目を集めています。電子黒板など学校備品を取り扱う内田洋行 (8057)、プログラミングなど最新のものづくり教室を展開するLITALICO (6187)などが値を飛ばしました。

「教育ITソリューションエキスポ」の来場者数は3万0422人。関心の高さがうかがえる

 5月中旬に開かれた教育・IT関連の日本最大規模の展示会、「教育ITソリューションエキスポ」には680社が集結。教科書会社はもちろん、通信インフラ、eラーニングのシステムを手掛ける企業などがブースを出展しました。来場者数は3万人余り。関連ビジネスの盛り上がりをうかがわせました。

 デジタル教科書といっても、実は指導者用(教師用)と学習者用(子供用)の2種類があります。指導者用といえば、代表的なのは電子黒板です。パソコンなどの画像をディスプレーに映し出したもので、専用のペンを使って画面に書き込んだり、スワイプしたりすることができます。全国でも導入する小中学校が増えており、国語の授業では漢字の書き順を学習。英語ではネーティブの発音を勉強。図画工作の授業では動画でノコギリの正しい使い方を確認、といった光景があちこちで見られるようになりました。

 文科省の専門家会議が20年度から導入の方針を示したのは学習用です。「デジタル教科書」という言葉を聞いて、多くの人が思い浮かべるのはおそらくこちらでしょう。

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