S&P総合500種7カ月ぶり高値、FRB議長講演受け

ダウは113ドル高の1万7920ドル

ロイター
6月6日、米FRBのイエレン議長講演を受け、米国株式市場が反発し、S&P総合500種は7カ月ぶりの高値で取引を終えた。ニューヨーク証券取引所で1日撮影(2016年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長講演を受け、米国株式市場が反発し、S&P総合500種<.SPX>は7カ月ぶりの高値で取引を終えた。

イエレン氏は景気におおむね前向きな見方を示したが、利上げ時期についてほとんど手掛かりを与えなかった。

イエレン議長は雇用者数が低調な伸びにとどまった5月の米雇用統計について、「失望」を誘う内容としながらも、「単月のデータを過度に重視すべきではない」と強調した。

BB&Tウエルス・マネジメントのシニア・バイス・プレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は、イエレン議長の発言について「依然として利上げに強く取り組む意向だと思うが、決められた時間軸は存在しないことを強調した。今回は『向こう数カ月のうちに』(利上げが適切になる)とは言わなかったことがハト派的だ」と述べた。

ヘルウィグ氏はFRBの利上げ時期について「6月や7月ではなく、多分それ以降の年内になる」との見方を示した。

S&P総合500種は終値としての過去最高値に約21ポイントの水準にまで接近した。

セクター別では、原油相場の上昇を受けてエネルギー株が買われ、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は約2%上昇した。

バイオテクノロジー株も堅調。ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は1.5%上がった。

バイオ医薬品のカイト・ファーマは10.3%高、ジュノ・セラピューティクスは10.5%高。両社は「キメラ抗原受容体T細胞(CAR─T)療法」という免疫療法について、規制当局から来年に認可を受ける可能性があると発表した。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約64億株で、過去20営業日平均の69億株を下回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2119で下げ928(比率は2.28対1)、ナスダックは上げ2014で下げ830(2.43対1)だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17920.33 +113.27 +0.64 17825.69 17949.68 17822.81 <.DJI>

前営業日終値 17807.06

 

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