米国株式市場は4日続落、英EU離脱めぐり懸念強まる

ダウは57ドル安の1万7674ドル

ロイター
6月14日、米国株式市場は4日続落。写真はNY証券取引所のトレーダー、13日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 米国株式市場は4日続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の討議がこの日から始まるうえ、英国の欧州連合(EU)離脱を問う国民投票が近づいていることも、市場の懸念を強めている。

市場は今月の利上げの可能性は低いとみているが、経済の健全性や利上げに向けた道筋についての手掛かりを得ようと、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の記者会見での発言を詳しく解析する構えだ。

CMEグループのフェド・ウォッチ・ツールによると、トレーダーは今月の利上げの確率をほぼゼロ%とみており、7月は21%、9月は40%、12月は59%。

USバンクのプライベートクライアントグループで最高投資責任者(CIO)を務めるビル・ノーゼイ氏は「焦点は、FOMC参加者が見込む今年の利上げ回数になるだろう」と話している。

不透明感に輪をかけたのが、EU離脱の是非を問う英国の国民投票に関する最近の世論調査結果だ。離脱への支持が拡大していることが示され、投資家は急ピッチで金や円などの安全資産に投資資金を振り向けた。

投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス(VIX指数)<.VIX>は3カ月超ぶりの高水準。

過去4営業日でS&P500種の下落率は計2%に達した。

この日はS&P総合500種の主要10業種中4業種が下落し、金融株指数<.SPSY>は1.5%下がった。ウェルズ・ファーゴは2.3%安、JPモルガン・チェース は1.9%安だった。

唯一の明るい材料は5月の米小売売上高で、市場予想を上回って前月比0.5%増加した。

トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の合計出来高は約74億株となり、過去20営業日平均の67億株を上回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ1988で上げ1044、ナスダックが下げ1719で上げ1122だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17674.82 -57.66 -0.33 17710.77 17733.92 17595.79 <.DJI>

前営業日終値 17732.48

ナスダック総合 4843.55 -4.89 -0.10 4836.67 4863.01 4811.93 <.IXIC>

前営業日終値 4848.44

S&P総合500種 2075.32 -3.74 -0.18 2076.65 2081.30 2064.10 <.SPX>

前営業日終値 2079.06

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