米国株式市場は反発、安値拾いの買いで

ダウは269ドル高の1万7409ドル

ロイター
6月28日、米国株式市場は反発した。写真はNY証券取引所のトレーダー(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場は反発した。英国の欧州連合(EU)離脱ショックを受けた過去2営業日の株価急落で、この日は安値拾いの買いが入った。第1・四半期の米国内総生産(GDP)確報値と6月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数がいずれも堅調な内容だったことも相場を落ち着かせた。

ピープルズ・ユナイテッド・ウエルス・マネジメントのジョン・トレイナー最高投資責任者(CIO)は、これらの指標によって「市場参加者が米経済は依然として極めて良好であることを思い出し、だれもがブレグジット(英国のEU離脱)という一部分からもっと全体的な状況へと目を向け直した」と述べた。

S&Pの10セクターがすべて上昇。原油価格の反発を背景にエネルギー株<.SPNY>が2.6%高と上げを主導したほか、英国民投票後に大きく下落していた金融株<.SPSY>とハイテク株<.SPLRT>も活発に買われた。

リバティービュー・キャピタル・マネジメントのリック・メックラー社長は「もしかしたらブレグジット問題は思ったより長引くかもしれないが、米国市場への影響は恐れていたほどでないかもしれないと市場参加者が考え始めた」ため押し目買いが入ったと指摘した。

投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所のボラティリティ・インデックス(VIX)<.VIX>は約21%下落し、英国民投票前の水準に近づいた。1日の下落率としては2011年8月以降で最大だった。

バイオ製薬のギリアド・サイエンシズは、米当局によるC型肝炎治療薬承認を好感し、5.2%上昇した。

特殊医薬品のエンドー・インターナショナルは18.3%高。新たな特許権が発効したことを明らかにした。

米取引所の合計出来高は82億株強で、過去20営業日平均の約75億株を上回った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所が上げ2644で下げ440(比率は6.01対1)、ナスダックは上げ2302で下げ580(3.97対1)だった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 17409.72 +269.48 +1.57 17190.51 17409.72 17190.51 <.DJI>

前営業日終値 17140.24

ナスダック総合 4691.87 +97.42 +2.12 4643.93 4692.98 4643.93 <.IXIC>

前営業日終値 4594.44

S&P総合500種 2036.09 +35.55 +1.78 2006.67 2036.09 2006.67 <.SPX>

前営業日終値 2000.54

 

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