決算シーズンの乗り切り方、狙い目は27日発表の有力銘柄?

スケジュール=7/25の週の話題

古庄 英一
いよいよ3月期決算会社の第1四半期(4~6月期)業績が明らかになる。はたしてその内容は(2015年度決算でのカルロス・ゴーン日産自動車社長兼CEO、撮影:今祥雄)

 3月期決算企業が第1四半期業績を発表するシーズンが訪れた。自動車や電子部品といった業績予想が難しい業種では、アナリストによる下振れへの注意喚起が目立つ。

 それでも円高やマイナス金利の影響などリスク要因を克服し、通期予想をクリアできそうな銘柄はあるはずだ。事前の予想が慎重であれば、好発進ぶりは素直に好感される。好反発したあとに株価の割安修正高が継続しそうだ。よって、決算発表が本格化する前に好発進しそうな業種や銘柄群を絞っておくと、効率よく決算シーズンを乗り切ることができると考えた。

 東京証券取引所が発表する決算発表一覧を見ると、7月27日(水)の発表エントリーは全部で87社(うち第1四半期が81社、7月14日現在)と少ない。ただ、その中には富士フイルムホールディングス(4901)ファナック(6954)日産自動車(7201)任天堂(7974)三井住友フィナンシャルグループ(8316)西日本旅客鉄道(9021)日立建機(6305)アルプス電気(6770)エイチ・ツー・オーリテイリング(8242)といった有力どころが含まれている。

 これらの有力銘柄をしっかりとマークすると、業種や競合が発表する前に「傾向と対策」を見いだすことができるだろう。

 一方、翌日28日(木)と29日(金)は、中小型銘柄を含めた大量の決算発表が集中する。そうなると好発進銘柄を見つけること自体が大変だし、買い注文は分散するので反発する幅は狭まるかもしれない。

 であれば27日発表の主力銘柄の決算短信を読み込んで、 明日以降の絞り込みに有効な材料を見つけておくことが得策だ。好発進を遂げられず株価の反応が鈍い場合は、悪ければ悪いなりにその値動きが参考になる。

 ちなみに26日(火)はエムスリー(2413)オリックス(8591)が第1四半期決算を発表するので、同じように同業その他の銘柄選びの水先案内になるだろう。

 周知の事実だが、決算発表は週末が最も多く、週初は少ない。8月第1週もそうした状況で、4日(木)はトヨタ自動車(7203)ソフトバンクグループ(9984)。ピークの5日(金)はゼネコン、化学、情報通信の大手らが発表を予定する。

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