日経平均は反発、円安・政策期待で一時250円超高 戻り売りで伸び悩む

終値は128円高の1万6810円

ロイター
7月21日、東京株式市場で日経平均は反発。円安進行を受け序盤から主力輸出株を中心に買い優勢の展開となり、一時250円を超す上げとなった。写真は都内で昨年12月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発。円安進行を受け序盤から主力輸出株を中心に買い優勢の展開となり、一時250円を超す上げとなった。政策期待も支援材料となり、取引時間中としては6月1日以来、1カ月半ぶりの高値水準を付けたものの、戻り売りに押される形で上げ幅を縮小した。JPX日経400<.JPXNK400>は8日続伸となった。

米国市場では前日にダウ<.DJI>が9日続伸し、過去最高値を更新。ドル/円も107円台まで円安方向に振れたことを背景に、日本株は買いが先行した。政府が経済対策の事業費を20兆円規模とする方向で調整しているとの報道も追い風となった。

ただ「国と地方の追加歳出が3兆円超と伝わり、『真水』で5兆円超との市場の期待を下回った」(大手証券)との声も聞かれ、次第に冷静な受け止めが広がった。

金融セクター、外需関連が堅調となった一方、水産・農林や陸運、医薬品など内需・ディフェンシブ関連は売りに押された。

日経平均は後場に一時58円高まで上げ幅を縮小。大引けにかけては1万6800円を挟んだ値動きとなった。「1万7000円近辺では利益確定売りに押されやすい。ドル/円が107円を一時割り込んだことも売りにつながったが、金融政策への期待は続いている」(三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジストの市川雅浩氏)との声が出ている。

連日活況が続く任天堂<7974.T>は売り買いが交錯。終値は前日比0.85%高だった。売買代金は5182億円と、4営業日連続での個別銘柄の記録更新には至らなかったが、東証1部の売買代金全体の20%を占めた。

このほか、安川電機<6506.T>が反発。20日発表した2016年4─6月期業績は減収減益となったが、四半期受注が足元で増加基調にあることなどが好感され、買い戻しが入った。

またオーイズミ<6428.T>日本金銭機械<6418.T>がストップ高となるなど、カジノ関連株が急伸。20日に都内で始まった訪日外国人客関連の見本市「インバウンド・ジャパン2016」で、菅官房長官が基調講演を行ったことで、統合型リゾート(IR)推進法案成立への動きが加速するとの思惑が広がった。

東証1部騰落数は、値上がり1152銘柄に対し、値下がりが690銘柄、変わらずが126銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16810.22 +128.33

寄り付き    16855.18

安値/高値   16740.00─16938.96

TOPIX<.TOPX>

終値       1339.39 +8.64

寄り付き     1344.40

安値/高値    1332.74─1347.24

東証出来高(万株) 200660

東証売買代金(億円) 25810

(長田善行)

ReutersCopyright
copyright (C) 2017 Thomson Reuters 無断転載を禁じます

ページトップ