業績相場は「安川電機」を参考に、大幅減益でも買われた理由

投資家はポケモンラリーに夢中だが

古庄 英一

 日銀の金融政策決定会合の結果判明は、29日正午前後だろう。東京都知事選の投開票はその2日後だ。この二つのイベントを目前に機関投資家は様子見を決め込むか、早めの連続休暇で8月相場への英気を養いたいのが本音だろう。

 が、「休むも相場」と言えないサマーラリーが連日展開されており、一瞬たりとも相場から目が離せない。22日に四半期決算を発表したサイバーエージェント(4751)は、スマホゲームに頼った好業績は長続きしないと見極められ、前日比10%下落した。

 先月まではまったく想定しないリスクが“集中豪雨”のように襲来しかねない。その豪雨の発生源が「ポケモンGO」で、この社会現象の余波でサイバーエージェントのゲームが下火になるという連想売りだ。今週も関連銘柄探しのラリー相場となって、その資金捻出のために競合する高値銘柄が売りたたかれる構図が起きるかもしれない。

 さて前向きに着火していない関連銘柄を探すとすれば、スマホゲームという“カネのなる木”ではなく、ポケモン関連という“深緑の森“で探し出すべきだろう。

 たとえば夏休みの集客アップを目的としたポケモン関連イベントは首都圏の行楽地で周到に準備されていた。たとえば東京スカイツリーの商業施設では、7月6日からポケモンのオフィシャルショップが期間限定でオープン。お台場の商業施設では8月31日までポケモン映画の世界観を表現したイルミネーションが点灯されている。

 また、8月7日から14日には昨年に続き横浜みなとみらいエリア一体で、大量のピカチュウがダンスを披露するイベントが開かれる。首都圏の電鉄各社はイベント目当ての乗客数を期待した買いが入るかもしれない。

 映画興行は、「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」が全国のシネコンで上映されている。シネコンを運営するイオン(8267)東宝(9602)東急レクリエーション(9631)などが対象となる銘柄だ。

 シネコン関連は内需ディフェンシブ系であるが、東宝以外は業績が芳しくない。物色されるとすれば、第1波として関連銘柄づけられた銘柄群が利益確定売りでいったん調整入りすることが前提となる。たとえばサノヤスホールディングス(7022)は22日にストップ高となっており来週早々に天井を打つ公算が大きい。日本マクドナルドホールディングス(2702)もいずれは天井を打つだろう。第1波の相場が一巡することが、第2波が動意するシグナルとなるだろう。

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