日経平均は横ばいで大引け、米雇用統計控え見送りムード

終値は変わらずの1万6254円

ロイター
8月5日、東京株式市場で日経平均は前日比44銭安と横ばいで引けた。東証で2015年8月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前日比44銭安と横ばいとなった。今晩に米7月雇用統計の発表を控えるなか、見送りムードが優勢の展開。後場に入り下げに転じた後は、前日終値近辺でのもみ合いを続けた。日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ増額に伴う需給面での安心感が相場の下支え要因となった。

ファーストリテイリング<9983.T>が前日比3.2%高と、1銘柄で日経平均を約44円押し上げる要因となった。一方、TOPIXは0.24%安。NT倍率<.NTIDX>は12.70に上昇し、終値ベースでは2013年12月25日以来、2年7カ月ぶりの高水準を付けた。

前日に日銀はETFの買い入れ額を707億円に倍増したことで、売り込みにくさが意識された。業績予想を下方修正したトヨタ<7203.T>が一時4%高と、好反応を示したことも安心感をもたらした。日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は21ポイント台と、今年の大発会の水準まで低下している。

もっとも日中は決算発表を受けた個別物色が中心の展開。積極的なポジション形成は限られた。ちばぎん証券顧問の安藤富士男氏は「米雇用統計が市場予想を上回る内容となれば、多少円安が進行し、週明けの日本株も期待が広がるが、逆に悪ければ1ドル100円割れの円高シナリオも警戒される」と話す。

個別銘柄ではグローリー<6457.T>が大幅高。4日に発表した自社株買いを好感した。好決算を発表したニコン<7731.T>NTTデータ<9613.T>もしっかり。半面、海外子会社での不適切会計が判明した船井電機<6839.T>は年初来安値を更新。4─6月期業績が減収・経常減益となった東洋紡<3101.T>は後場に急落した。

東証1部騰落数は、値上がり616銘柄に対し、値下がりが1213銘柄、変わらずが141銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16254.45 -0.44

寄り付き    16278.99

安値/高値   16230.70─16355.98

TOPIX<.TOPX>

終値       1279.90 -3.09

寄り付き     1285.20

安値/高値    1278.12─1289.64

東証出来高(万株) 188957

東証売買代金(億円) 21988.05

(長田善行)

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