日経平均は大幅反発、好調な米雇用統計を好感 1週間ぶり高値に

終値は396円高の1万6650円

ロイター
8月8日、東京株式市場で日経平均は大幅反発。上げ幅は前日比で400円に迫り、8月1日以来1週間ぶりとなる1万6600円台を回復した。写真は都内株価ボード。2015年10月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅反発。上げ幅は前日比で400円に迫り、8月1日以来1週間ぶりとなる1万6600円台を回復した。前週末に発表された7月米雇用統計が予想以上に強い内容となり、米国景気に対する警戒感が後退。円相場が弱含みで推移していることも追い風となり、日本株は終日堅調だった。

日銀によるマイナス金利導入をきっかけに利ザヤ低下が懸念されていた金融株が、足元の債券市場での金利上昇などを背景に買い優勢の展開。三菱UFJ<8306.T>第一生命<8750.T>などが前日比5%超の上昇となった。日銀による上場投資信託(ETF)買い倍増を受けて、ファーストリテ<9983.T>ファナック<6954.T>など日経平均寄与度の大きい銘柄への買いも強まった。

好調な米雇用統計などを受けて、機械や海運などシクリカルセクターも物色された。半面、医薬品や食料品などのディフェンシブ銘柄がさえず、景気敏感株などへの資金シフトが指数押し上げにつながっているとの見方も出ていた。

ただ東証1部の売買代金は2兆2593円程度と上昇幅に比べて少なかった。「日経平均が一時1万6000円を下回った8月4日を底として戻りを試す展開だが、日経平均1万7000円を超えて上昇していくシナリオは描きにくい。今週末のSQ(特別清算指数)算出に向けて荒い値動きも警戒される」(東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、DOWAホールディングス<5714.T>が大幅続伸。5日に発表した2016年4─6月期連結決算は営業利益が前年比34.2%減の76億2000万円となった。事前には一部で65億円程度と報じられていたこともあり、想定を上回る決算が買い手掛かりとなった。

半面、小野薬品工業<4528.T>がストップ安。共同開発先の医薬品大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブが5日、主力のがん免疫治療薬「オブジーボ」の進行肺がん患者に対する後期試験で、症状の進行を遅らせることに失敗したと発表したことを嫌気した。

東証1部騰落数は、値上がり1392銘柄に対し、値下がりが502銘柄、変わらずが76銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16650.57 +396.12

寄り付き    16462.29

安値/高値   16455.57─16652.04

TOPIX<.TOPX>

終値       1305.53 +25.63

寄り付き     1295.61

安値/高値    1294.23─1305.53

東証出来高(万株) 211748

東証売買代金(億円) 22593.19

(杉山容俊)

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